Perfumeが出演するライブイベント「This is NIPPON プレミアムシアター『Perfume × TECHNOLOGY』presents "Reframe"」が3月20、21日に東京・NHKホールで開催された。会場には各日約3000人のファンが集まり、21日のステージの一部はNHKのオフィシャルサイトやYouTube、Twitter、facebookで生配信も実施。世界中の人々がPerfumeとテクノロジーのコラボを目撃した。この記事では21日の様子をレポートする。 このイベントは昨年12月21日にNHK総合で放送された、最新テクノロジーを駆使したPerfumeのライブの舞台裏を解き明かす番組「Perfume × TECHNOLOGY 2017」と関連して実施されたもの。Perfumeの3人がステージパフォーマンス、MIKIKOが振り付けと演出、Rhizomatiksがインタラ
筆者らは2005年ごろよりアートパフォーマンス作品の制作に携わるようになり,2010年ごろからはエンタテインメントの領域でも活動を続けている.主にテクノロジーを用いた舞台・ステージ表現を開発,実践してきたが,それらは映像表現だけによらず,物理的なオブジェクトや装置を伴うところが大きな特徴の1つである.本稿では,過去に筆者らが実践した具体的な事例を,作品に用いた物理的なオブジェクト・装置に着目して「空中移動体」「飛翔体」「地上移動体」「発光体」という4つのカテゴリで総括し,その表現の狙いや,実装手法・制作手法とその工夫点などについて述べる.これらは技術を見せるためのものではなく,新しい演出や表現を支えるものである.そのためには高い安定性・確実性が必要であり,開発したハードウェアの検証,ソフトウェア・シミュレータの機能の充実,人と物・技術の融合した演出の制作環境の整備も積み重ねてきた. 1.は
テクノロジーについて 今回のドローン同士のシンクロ技術はRhizomatiks Researchの真鍋氏と石橋氏らのチームによって制作された。このシステムはインドア・ローカリゼーションと制御システムが基本となっている。ライゾマティクスリサーチはドローン関係の仕事を3年以上続けており、MarcoTempest氏のパフォーマンスも彼らの技術をを後押ししている。 目指すゴール 彼らのゴールは人間と機械の親密なインタラクションとテクノロジーの擬人化への探求である。かつてサイエンスフィクションでは誰もが自分の機械とパーソナルなインタラクションができることを夢見ている。今日、我々はCortana、Siri、Google Nowと会話ができる。ドローンは我々のスペースに入り込んできた初めての機械かもしれない。これからもそういった機械は現れるはずだ。そしてこれからはそうした機械とスペースの共存を考えなけれ
magicLab “24 Drone Flight” magicLab × Rhizomatiks Research 2016年2月 Video NYを拠点に活動するアーティストのマルコ・テンペストとライゾマティクスリサーチによる、24台のドローンを使ったコラボレーション映像を制作。マルコ・テンペストはテクノロジーとマジックを掛けあわせたパフォーマンスで高名なアーティスト。本プロジェクトのために来日し、以前から親交のある石橋素、真鍋大度らとともに、世界的にも例がないような、優雅で安全なドローンとのパフォーマンス映像を作り上げた。最先端のテクノロジーにより統制されたドローンは、まるでよく訓練された鳥の群れのようである。 – Drone Magic with Rhizomatiks Research https://www.magiclab.nyc/research/drone_magic/
Work Details LAを拠点に世界で活躍するアーティスト/ビートメーカーのNosaj Thingとラッパー Chance The Rapperのコラボレーション楽曲「Cold Stares」のミュージックビデオ。 歌詞の中で語られている”現実と妄想の境界線を彷徨いながら自分の存在意識、記憶を探す心理状態、葛藤” を映像で表現するために、二人のダンサーによるダンス作品を制作。そのダンスを実写による現実世界とCGによる妄想世界の二つの空間で展開した。 This is a music video of “Cold Stares,” a collaboration between Los Angeles-based artist and beatmaker Nosaj Thing, who is actively working around the world, and rapper C
3回にわたって掲載しているライゾマティクス真鍋大度氏、石橋素氏のインタビューの最終回をお届けします(第1回・第2回)。 ──『モザイク』は昨年の時点で非常に斬新な演出だったと思うのですが、今年もう一度やるというときに、どんなプロセスを経て新しいアイディアに辿り着いたんでしょうか。 真鍋 ドローンにスポットライトを付けること自体は、レーザーを付けるのと同じように、割とみんな考えつくと思うんですね。実際、YouTubeを見てもレーザーを付けている人はたくさんいます。それを実際に表現として見せるときに何をやるか、というのは結構難しいところだと思いますね。 デモだったらすぐにできるんです。歩いている人の動きに合わせてスポットライトを載せたドローンがついていく、みたいなことは結構すぐにできるし、ドローンと一緒に踊るといったこともそう難しくないんですけど、作品に昇華するとなると話は別ですね。音楽に合わ
昨日に引き続いて、ライゾマティクス真鍋大度氏、石橋素氏のインタビューの続きをお届けします。 ──これまで2年ほどドローンを使った演出に取り組んできて、最も大きく変化したのはどんな点ですか。 真鍋 ドローンの表現に関してはハード面とソフト面の役割分担があって、僕はソフト側なんですが、最初はドローンの動きってCGソフトで線を描いているような幾何学っぽい動きだったんですね。だからダンサーと組み合わせるのが難しかった。 それで、ダンサーがドローンを持って動いてみて、その動きをトレースするようにドローンが飛ぶというプログラムを作ったんです。4月末に公演したELEVENPLAYの『モザイク』での表現がまさにそうなんですけど、あのドローンの動きは僕が作ったものではなくて、ダンサーが作ったものなんです。そういった、ダンサーや振付家がドローンの動きを作れるようになったというのはソフト面では大きな変化ですね。
舞台芸術の世界にドローンを持ち込み、観る者に驚きを与え続けているライゾマティクス。新しい表現を模索してきた彼らは今、ドローンの可能性をどう考えているのか──真鍋大度氏と石橋素氏に話を聞いた(全3回)。 ──まず、ドローンを舞台芸術に使おうと思ったきっかけを教えてください。 石橋 僕たちがドローンを使い始めたのは2013年の秋ぐらいで、ちょうどその頃、レクサスのCMでドローンが使われたりして、メディアアートの世界では話題になっていました。それで、とりあえず手を出してみよう、くらいの感覚で始めたんです。 真鍋 ドローンは、カメラを付ければ撮影の機材になるし、最近はライトを付けてスポット照明のような機材として扱っていますが、いろんな役割を与えられるんです。当初はドローンを演者に見立てて、ダンサーと一緒に組み合わせて使ったら新しいダンスが生まれそうだなというイメージを持っていました。それはまだ他の
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