「朝鮮総督府京城裁判所所属判事がした判決なのではないかと疑った」。 韓国与党「共に民主党」の宋永吉(ソン・ヨンギル)代表が9日午前、党最高委員会議でソウル中央地方法院(地裁)の強制徴用損害賠償却下判決を批判しながら述べた言葉だ。宋代表は「裁判所組織法上下級審裁判所は大法院(最高裁)の判例を尊重するようになっている」とし「小部(3人以上の大法官で構成され、ほとんどの事件の審理・判決を行う)の判決でもなく全員合議体の判決を1審判事がこのように否定したのは非常に憂慮される。再び朝鮮総督府時代に戻るような判決なので、尚更だ」と指摘した。 弁護士出身の宋代表は続いて「判決には無駄に政治的言語が多く入っている」とし「深く懸念を表さざるを得ない」と付け加えた。今月7日、日帝強制徴用被害者と遺族が日本企業16社を相手取って起こした損害賠償訴訟を却下したソウル中央地方法院民事合議第34部(キム・ヤンホ部長判