問題。 検診で乳がんが発見された人が100人いたとします。この100人の中で、がん検診のおかげで乳がんで死なずに済んだ人は、何人ぐらいでしょうか? がん検診を行えば何かしら治療を要するがんが見つかる。しかし、がんを発見できること自体は、がん検診が有効であることを意味しない。「手術を要するがんが見つかってよかったのではないでしょうか」に代表されるような、がん検診に関する誤解はなかなか解けない。 マンモグラフィーによる乳がん検診は有効性が証明された数少ないがん検診の一つだが、その乳がん検診の大まかな効果の大きさを理解することで、がん検診一般についての理解も進むのではないか。そういうわけで冒頭のクイズである。もちろん、検診の対象者や乳がんの診断・治療法によってこの答えは変わってくるが、だいたい、大雑把にどれぐらいなのかを推測していただきたい。 現在の日本人のデータがあればいいのだが、残念ながら正
超加工食品とは、スーパーなどで売られているパンやインスタント食品のことだ。それらの摂取量が10%増えると、がんの罹患率が12%上昇するという衝撃的なデータ。今回と次回で紹介するのは、そのパリ第13大学の論文を元にして調査した、食べてはいけない商品の実名リストである。(以下は「週刊新潮」2019年1月31日号掲載時点の情報です) *** 時折、「がんになるのも悪くない」、「がんは怖いものではない」などと口にする医者がいるが、あれは罪深い嘘だ。がんについては、「悪くない」部分を探すほうが難しいし、「怖いもの」なのは明らかである。 無論、早期に発見すれば治ることも多い。しかし、それでも再発の恐怖はついて回る。手術が出来ない、あるいは手術したものの全てのがんを切除しきれなかった場合、抗がん剤の副作用に苦しみながら転移の可能性に怯えなければならない。転移が判明した後は、死の影が刻々と忍び寄る中で日々
「本当に、本当に、皆さんに知って欲しいことがあって、今回は強い思いを持って、この記事を書きます」 米国在住のがん研究者・大須賀覚先生がここまで訴える「がん標準治療を選択せず、代替医療へ進むことの危険性」とは? がんにかかわるすべての人にとって必読、渾身の記事をお届けします。 ネットや書籍には、がん治療に関した大量の情報があふれています。本当に大量です。そしてその情報の中には、病院で行われている標準治療(科学的証拠に基づく最善の治療)を否定して、根拠の明確でない治療を勧めるものが多くあります。 「手術は受けるべきではない」「抗がん剤は患者を殺す」などといって、その代わりに代替療法(効果が証明されていない未承認治療)を勧めます。効くという食品やら、食事方法やら、体温を上げるやら、がんの専門家からみれば呆れるものばかりです。 これはとてつもなく怖いことです。ネットに広がる情報を信じて、標準治療を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く