◇田中文科相を批判 秋田公立美術大の来春の開学を不認可にした田中真紀子文部科学相が6日の会見で、「新基準でもう一回審査する」と発言、方針を見直す姿勢を見せた。しかし、この発言に対し、秋田市の穂積志市長は「時間稼ぎとしか思えない」と一蹴し、引き続き現在の基準での認可を求めていく考えを示した。 田中文科相の会見を受け、穂積市長は市長室前で8分間取材に応じた。終始、怒りの表情で、「これまでの取り組みを変えるつもりはない」と強調。「我々は基準をクリアできるように1年間努力してきた。新基準が後から来て、今の姿に照らし合わせるのはルール違反だ」と憤った。さらに新基準について「専門家や政党の意見を積み上げて初めてできるもの」として、「早急に小手先で新基準をつくるというのは批判をかわす手法であり、教育のトップとしてふさわしくない」と批判した。 秋田公立美術大学の計画では、推薦選抜や編入学の出願が12
◇県などに商店街組合 流通大手イオングループが秋田市北部に計画している大型商業エリアの開発について、市広小路商店街振興組合の佐々木清理事長は19日付で、県、市、秋田商工会議所に、イオン側との協議に応じないよう要望した。佐々木理事長は「あの規模の施設ができれば、街なかから、人が消えてしまう」などと話した。 要望書では、北部イオンの敷地面積は1993年に市南部に出店したイオンモール秋田の2・6倍の大きさで、「秋田市商業の崩壊を招く」としている。イオンモール秋田の出店以来、厳しい環境のなか、市内の商業団体は努力を続けてきたとして、「出店計画を容認できない」などとした。県、市、秋田商工会議所に「(イオン側と)協議に応じることなく『門前払い』を徹底的に貫いて頂くことを強くお願い申し上げる」としている。
10日午前10時40分ごろ、県庁本庁舎と議会棟、総合庁舎、県警本部が一斉に停電した。県警本部は、すぐに復旧したものの、本庁舎などは終日、停電したままで証明書の発行ができないなど、混乱した中での業務となった。県によると、原因は送電ケーブルに異常が起きたためという。ケーブルや周辺資材の在庫が県内にないため、交換・復旧は11日昼ごろになる見込みだ。 県庁などの明かりは一度に消えた。部屋や廊下が突然薄暗くなり、職員や来庁者は「えっ」と一瞬、驚いた表情を見せた。自家発電分の一部の照明などを除いて一向に明かりがつかず、夕方、夜になった。 県財産活用課の説明では、屋外の電柱から庁舎内に電気を引き込むケーブル(直径10センチ、約270メートル)が、絶縁不良による異常を起こしたことが原因という。本庁舎などの電気は、すべてこの1本のケーブルから引き込んでおり、1991年に交換されたものという。今月上旬の点
半世紀近くにわたって市民に親しまれてきた秋田市役所前の噴水が、14日で終了する。新庁舎建設に伴う仮駐車場の工事が10月から始まるためで、取り壊されることになった。 噴水は1965年4月、今の庁舎が完成した記念に秋田銀行から寄贈された。水中ポンプ4台を備え、時間ごとにいくつかのパターンで水を噴き出す。当時の総工費は約575万円だった。 毎年4月下旬から10月末に稼働し、夏はライトアップもした。東日本大震災があった昨年は節電のため、竿燈(かん・とう)まつりの期間中だけ動かし、今年も8月からの運転だった。 官庁街に涼を与える存在だっただけに、惜しむ声も少なくない。市管財課は「相当、老朽化が進んでいたが、長い間よくもってくれた」と話している。
∞ 吐き気 「救急車を呼んで」 吐いた 山大生へ出動せず 市消防本部、イベントでパンフ配布 山形市消防本部は「救急の日」の9日に開いたイベントで、「ためらわず救急車を呼んでほしい症状」に「吐き気」を挙げたパンフレットを一般参加者に配った。一方、山形大2年の大久保祐映(ゆう・は)さん(当時19)が119番通報後に遺体で見つかった問題では、大久保さんが「吐いた」ことも訴えたのに、同本部は救急車を出さなかった。「対応は適切だった」と主張する市の姿勢に矛盾はないのか――。 パンフレットは消防庁が救急車の適正利用を呼びかけるために昨春発行した。「重大な病気やけがの可能性がある『ためらわず救急車を呼んでほしい症状』」として約30の症状を例示。「突然の高熱」「手足の突然のしびれ」「ろれつがまわりにくい」「顔色が明らかに悪い」などとともに、「冷や汗を伴うような強い吐き気」を挙げている。 ◆ 緊急度
∞ 母親にインタビュー 「救急体制 見直して」 山形大2年の大久保祐映(ゆう・は)さん(当時19)が死亡したのは119番通報をしたのに救急車が出動しなかったからだとして、山形市を相手に損害賠償訴訟を起こした母親=埼玉県熊谷市=が朝日新聞のインタビューに応じた。「二度と同じ目に遭う人が出ないよう、救急体制を見直してほしい」。不意に息子を失った無念さと、「対応は適切」と主張する市への憤りを語った。 大久保さんがアパートの自室から119番通報したのは昨年10月31日午前5時11分。山形市消防本部は救急車を出す必要がないと判断し、タクシーで病院に行くよう促した。大久保さんは翌11月1日ごろ死亡したとみられ、11月9日に遺体が自室で発見された。 「とても我慢強く、調子が悪そうな時に『病院に行ったら』と勧めても、『大丈夫だよ』と言う子。自分から119番したのがちょっと信じられなくて……。よっぽど
流通大手イオングループが、秋田市北部で大型ショッピングセンター(SC)を核とした商業エリアの開発を検討していることが3日、わかった。2014年にも営業を始める見通し。敷地面積では同市南部のイオンモール秋田を大幅に上回る。2千人を超える雇用創出が見込まれるという。 開発予定地は秋田市卸売市場(秋田市外旭川)の北側に広がる農地など約35万平方メートル。グループの開発会社イオンタウン(千葉市)が「秋田北/農・商・工共存型街づくり構想計画」として検討している。今後、行政や地権者らと開発などに関する調整を進める。 関係者などによると、エリアは南北で構成され、北街区(敷地面積約17万2千平方メートル)に核テナントを中心とした200前後の専門店が入るSCを設ける。10前後のスクリーンを備えた複合型映画館(シネコン)や医療ゾーン、道の駅や温泉施設などを配置する。 南街区(同約17万6千平方メートル)
◇秋のプレイベント 県内で来年催される大型観光イベント「デスティネーションキャンペーン(DC)」を前に、JR東日本秋田支社と県はこの秋に予定しているプレイベント構想を発表した。イラストや写真をふんだんに使ってやわらかい雰囲気に仕上げたガイド本を首都圏で配り、気の合う女友達同士の「女子旅」需要を取り込む狙いだ。 首都圏を中心に30万部配るガイド本は、案内役の女性が乳頭温泉郷(仙北市)や北鹿ハリストス正教会(大館市)などを巡る物語風の内容。桜の花びらをかたどった樺細工や西洋建築の写真を大きく載せている。「美人旅」「恋の伝説」「乙女心をくすぐるレトロな校舎」など、見出しも女性の視線を意識した。 プレイベントが開かれるのは10月1日から12月末までの3カ月間。JR東日本は、東京の山手線で秋田にちなんだデザインのラッピング電車を走らせるなどして、秋田を集中的に売り込む。県内でも奥羽線の秋田―東
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