インターハイの危機/資金難への支援を広げたい 高校生のスポーツの祭典、全国高校総体(インターハイ)がピンチだ。ことしの開催地は北関東だが、東京五輪・パラリンピック決定の影響で広域開催となり、大会経費の不足に苦しんでいる。クラウドファンディング(CF)などにも取り組むが、目標額に及ばない。支援の手をもっと広げたい。 1963年に始まったインターハイは現在、夏季30競技が7月下旬から8月中旬を主会期に集中開催され、全国約6000校、選手、監督、役員ら3万6000人余が集う。部活に励む多くの高校生が目標とする最大の舞台だ。 国体が都道府県単位での開催なのに対し、インターハイは2004年度から全国を9地域に分け、ブロックでの持ち回り開催が原則となった。20年度は群馬県を主会場に茨城、栃木、埼玉の北関東4県で開催することが、12年度までには固まっていた。 13年9月、東京五輪開催が決定。会場が近隣で