種子島から9日、無事打ち上げ=ブラジルの高校生が作った人工衛星=小さな「日伯共同宇宙研究」 2016年12月22日 ブラジル人高校生が作ったミニ人工衛星を、種子島から日本のロケットで発射――小さな「日伯共同宇宙研究」ともいえそうなプロジェクトが進んでいる。サンパウロ州ウバツーバ市の市立学校(小中高校)の生徒6人が関わる人工衛星開発チームが完成させたミニ人工衛星「Tancredo1」が9日、種子島宇宙センターから国際宇宙ステーション(ISS)に向け、無事に発射された。ムンド・ニポ紙やコレイオ・ブラジリエンセ紙の9日付け電子版などが報じた。 プレジデンテ・タンクレード・デ・アルメイダ・ネーヴェス同市立学校で2010年、カンヂド・オズヴァルド・デ・モウラ教諭は算数の授業中、ミニ人工衛星の作成を生徒に発案した。 北米のロケットや衛星、宇宙船製造会社「Interorbital Systems」がミニ