2018年12月20日、モバイルゲームのアカツキが東京ヴェルディの株式を取得したと発表した。以前からコーポレートパートナーとして東京ヴェルディを支援してきた関係だが、今回の株式取得により東京ヴェルディはアカツキの関連会社となる。アカツキの狙いは何か? J1昇格を目指す50周年を迎えた名門に、アカツキは何をもたらすことができるのか? アカツキの共同創業者の塩田元規代表取締役CEOと、執行役員の経営企画部部長兼事業開発部の梅本大介部長にうかがった。 ――なぜスポーツビジネスに参入するのか、その狙いを教えてください 塩田氏 アカツキのビジョンをお話ししますと、我々はゲームとITの会社と思われていますが、我々自身はそういう認識はしていません。人の心を動かす、体験をつくっていく会社で、エクスペリエンスデザインと称しています。心を動かす体験を通じて人の心を幸せにすることにフィットするのであれば、あらゆ