おととし、作者に無断で黒い姿に変更されたネコのオブジェが制作した現代美術作家の手で元の赤と白を基調としたデザインに戻り、東京・渋谷で再びお披露目されました。 オブジェは4年前、現代美術作家の吉田朗さんが招き猫をモチーフにして制作し、東京・渋谷の複合施設に展示されました。 赤と白が基調となり、背中には「渋谷」の文字がデザインされていましたが、おととしの夏ごろ施設側によって無断で黒を基調としたデザインに変えられてしまいました。 吉田さんは著作権の侵害にあたるとしてオブジェを所有していた企業に抗議し、企業は謝罪しました。 オブジェは去年4月から、神奈川県相模原市にある吉田さんのアトリエで黒くラッピングされたテープをはがすなどの修復作業が行われ、3日、「渋谷ヒカリエ」のギャラリーでお披露目されました。 集まった人たちは作品をじっくりみたり、写真に撮ったりしていました。 都内から訪れた30代の女性は