そんな中、実はフリーターにも定年があるという。 もちろん、バイトは何歳になってもやっていい。そうじゃなく、国がフリーターを「15~34歳」と定義してるというのだ。つまり35歳になると、もはやフリーターとは呼べないらしい。 どうしてフリーターには定年があるんだろうか。この定義が記された労働経済白書を発行している、厚生労働省に話を伺った。 「フリーターという言葉は、もともと若者を指す言葉として生まれました。そのため、現在でも若者に限定してフリーターという言葉を使っています」 フリーターっていう言葉が登場したのは1987年。バイトをする若者が「“フリー”の響きがいいから」と好んで使ってた『フリーアルバイター』って言葉を、アルバイト情報誌フロム・エーが短縮。バイトをしている人の中で“明確な夢と意思を持って努力する若者”を『フリーター』と定義した。 ところが当時はバブル期。仕事がいっぱいあることで、