Amazonより 中南元伸さんの歴史小説です。 失礼ながらお名前も知らない作家さんでした。 筒井順慶という戦国大名としてはなんとも微妙な主役になりづらい人物を描いた小説です。 関西人には筒井順慶の話す言葉が妙に生々しくて、大変面白かったです。 戦国時代、本能寺の変直後の話なので、登場人物もだいたい有名な人が多いですが、こと筒井家となると全然知りません。 そこで一部紹介しましょう。 筒井順慶 この小説の主人公で、「御館様」です。 自分よりも長老もいるため、そのあたりへの気遣いもあり、また母親には頭が上がりません。 松倉右近 筒井家筆頭家老 島左近 戦上手な筒井家家老 慈明寺左門 筒井順慶の叔父(父の実弟)であり、義理の兄(実姉の夫)。 筒井一門の長老。 井戸十郎 譜代の家臣。 槇島城城主。 筒井藤四郎 子のない筒井順慶の養子となった慈明寺左門の次男。 日和見で山崎の合戦にほとんど間に合わなか