こんにちは。今回は、埼玉県日高市にある『聖天院』の参拝レポートです。 「しょうでんいん」と読む、奈良時代に創建された真言宗智山派のお寺です。昔、朝鮮半島にあった国「高句麗(こうくり)」から渡来した高麗人は、現在の埼玉県日高市と飯能市を中心に設置された高麗郡に移住し、この地の開拓を行い、生活基盤を整えました。日高市には「高麗(こま)」という地名や、「高麗神社(こまじんじゃ)」や「高麗川(こまがわ)」などの名称がありますが、これは「高句麗」と深い関わりがあったことを示しています。発展に大きく貢献したのは、高句麗郡の初代郡司・高句麗の王の息子であった高麗王若光。没後、菩提寺として『聖天院』が創建されました。 将軍標 参道に建つ「将軍標」。朝鮮半島の村落などで見られる魔除けのための境界標です。 「天下大将軍」「地下女将軍」と刻まれたトーテムポールのような石柱・将軍標。向かって左側が男性、右側が女性