全国に数ある方言の中でも、特に難解とされる「鹿児島弁」。先日「あげぽよ」「さげぽよ」が、実は「鹿児島弁起源」という話題がネットで注目を集めていました。 筆者は生まれも育ちも生粋の鹿児島人ですが……実はこの話、一度も耳にしたことがありません。編集部にいる他の鹿児島出身者にも聞いてみましたが、一度も聞いたことがないそうです。はて? ■ 「あげぽよ」「さげぽよ」は2010年のギャル流行語大賞ワード そもそも「あげぽよ」「さげぽよ」についてですが、この言葉は2008年~2010年ごろ若者の間で流行した言葉として知られています。 テンションが上がっている状態、および下がっている状態のことを指し、かつてGRP(ギャル・リサーチ・プレス)が主催した「ギャル流行語大賞」において第1位に輝いたことも。当時はテレビ等を通して本当に良く耳にしたものです。 つまり、当時のギャルたちが考え、発信したものが全国的に広
静岡県では「蛇口からお茶が出る」という噂話を聞いたことがある方はいないでしょうか。実は最近、それに加えなんと「蛇口からみかんジュース」が出てくるという話もあるのです。 ということで今回、蛇口からみかんジュースが出てくる静岡県内のスポットに行ってきました。 ■ 「蛇口からお茶」が出る静岡県、今度は「みかんジュース」が そもそも、昔からある「静岡では蛇口からお茶が出る」という噂話。実はこれも「都市伝説……」ではないんです。 静岡県島田市では、子どもの頃からお茶に親しむ環境を整える目的などで、市内の小中学校数か所に蛇口から冷茶が出る「給茶機」を設置しています。 まさか本当にあるなんて……と驚いていてはダメです。近ごろではお茶ではなく「みかんジュース」が出てくるスポットができたというから驚きです。 というか、「蛇口からみかんジュース」といえば愛媛県の「みかんジュース蛇口」がよく知られています。愛
「なるほど」「確かに」という言葉。同意や相づちとしてよく用いられています。 また近年では「なるほどです」「確かにです」など、語尾に「です」をつけて用いられる場合もあります。九州では特に聞くことが多く、なかでも福岡県ではよく用いられている表現です。 ところがこの「なるほど」「確かに」という言葉が、「目上の人には失礼」という説があるのです。つい最近SNSで話題になっているのをみかけて驚いてしまいました。 筆者は社会人になって27年、上司という立場になって18~9年ほどたちますが、そんな話はこれまで聞いたことがありません。 学生時代はマナー講習を受講し、社会人になってからは会社のカリキュラムで外部のマナー講習、役職付きになったら役職者向けの講習などひととおり受講してきましたが、聞いた覚えが全くないのです。 これは私だけなのでしょうか?それとも教えられていたのに忘れているだけ?自分の常識を疑ったと
日常的に「方言」を使う人にとって、どの言葉が方言なのかを認識できていない場合があります。都会にでてはじめて他人から指摘をされ「まじかよ!」と驚くこともしばしば。 今回紹介するのは、まさにそんな事象の一つ。どこにでもある文房具「定規」について、静岡県ではかなり独特な表現で呼んでいることについ最近気づきました。 そもそも皆様は定規のことを、何て呼んでいますか?え?定規以外ないんじゃないの?と思うのかもしれません。もしくは、「ものさし」という方もいるかも知れません。 筆者は、静岡生まれの静岡育ち。一時就職で県外に住んでいた時期もありますが、今はUターンし静岡在住です。つまり根っからの静岡人。 よって、この文房具についても「定規」や「ものさし」ではなく、全く違う名前で読んでおりました。しかもそれが「方言」であることに気づかず、ここまで生きてきたので、かなり衝撃です。 では、何て呼んでいたのか、その
ツイッターをやっていると、頻繁に目にする”怪しい”DM。出会い系や副業あっ旋など、その種類はさまざまですが、先日弊「おたくま経済新聞」のサブアカウントにもこうしたDMが送られてきました。 なんでも「いつでもどこでもスマホでアルバイトが出来て、毎日8000円から50000円稼ぐことができる」のだとか。もしも本当ならこんなにおいしい話はありませんが……怪しいとはわかっていながらも、今回その誘いにわざと乗ってみることにしてみました。 DMによると、アルバイトは「アマゾン事業者の売上増加とコミッションの獲得を支援する」こと。「レビューに業者提供の写真をアップし、商人をほめる」と、「Paypayでお店から送られてくるボーナスを受け取ることができる」という内容ですが……いやいや思いっきりステマやんけ! という、のっけからツッコミどころのあるDMですが、ひとまず末尾にあるLINEを登録し、相手と接触を図
日本語には様々なオノマトペ(擬音語・擬態語)があり、豊かな表現を生み出していますが、日本語を学ぶ外国人にとっては難関の1つ。ラトビア出身の日本推しYouTuber・アルトゥルさんが、日本語の多彩なオノマトペに驚嘆するツイートに注目が集まっています。 オノマトペとは、動物の鳴き声や物音を言語化した「擬音語」と、状態や心境を言語化した「擬態語」の総称。ちなみに「オノマトペ」は、古代ギリシャ語で「音に似せた言葉」を意味する「オノマトポイーア」から派生したフランス語「オノマトペー(onomatopée)」からきています。 オノマトペは各言語に存在する普遍的な表現ですが、日本語はその種類と用法の幅広さにおいて群を抜く存在。アルトゥルさんは日本語のオノマトペが山ほどあることに驚嘆し、次のようにツイートしました。 「おい…外国人のみんな… 日本のオノマトペはまじ大変だぞ… 『雨がふる音』は【しとしと/ぽ
ツイッターに性別と年齢が自動判定されていた!?なんてことが、話題になっています。 発端は、yukiさん(@15yukit)の投稿。 「「設定とプライバシー」→「プライバシーとセキュリティ」→「カスタマイズとデータ」→「Twitterデータを見る」と辿ると,登録もしていない自分の性別が載ってるんですよね.」 というつぶやきが約4万リツイートもされ注目を集めました。 このツイート内の情報、スマートフォンのツイッター公式アプリから試してみたところ「Twitterデータを見る」にアクセスすると確かに登録した覚えのない性別が記されていました。PC版からは「設定とプライバシー」→「Twitterデータ」で見ることができます。 ■性別・年齢は登録しないと自動判定される この「性別」、PC版に書かれた説明によると「性別を追加していない場合、アカウントのプロフィールやアクティビティを基に登録されています。こ
上司に「了解しました」を使うと失礼にあたる──就職活動中や就職してからこう教わった人は結構いるのではないでしょうか? しかし、つい先日三省堂国語辞典の編集委員である飯間浩明さんが「了解いたしました」は別に失礼な言葉にはあたらないとツイートしていて、これが24,000以上もリツイートされて話題になっています。 【関連:明治天皇玄孫の竹田恒泰氏、皇族には『逝去』ではなく『薨去』と紹介】 飯間さんによると「了解」は「分かる」の漢語表現にすぎす「いたしました」をつけることで敬語となるんだそうです。つまり「了解しました」だけだと失礼にあたりますが、「了解いたしました」は敬語になるために上司に対して使っても問題はないとのことだそうです。 ではなぜ、世間一般的に「了解いたしました」と敬語にしたとしても上司には使わないほうが良い、とされているのでしょうか? ■ここ10年ほどで言われだしたこと インターネッ
関東以西では桜の季節がそろそろ終わりに近づいていますが、ワイドショーやニュースでは連日気象予報士さんたちが「花散らし」という言葉を用いて桜の終わりを表現しています。 けれど、ミヤネ屋に出演中の気象予報士・蓬莱大介さんが「“花散らし”という言葉は実は、男女が一緒にお花見をしてその夜に営むことなんですよねえ」というようなことを真昼間から指摘してTwitterで話題になっていました。 【関連:『ヤン坊マー坊天気予報』 2014年に約半世紀の歴史に幕】 ■辞書では暗喩っぽい表現?お天気の森田さんが紹介 ちなみに辞書に載っている意味としては「旧暦3月3日を花見とし、翌日若い男女が集会して飲食すること」とのこと。 後日“花散らし”の意味について気象予報士でウェザーマップ代表取締役の森田正光さんが「あまりに本来の意味に囚われると、自由な表現を狭めて息苦しい気象解説になってしまいます」とコメントする事態に
日本人として生まれ、日本に育った人であれば誰もが知る国歌『君が代』。 歌詞の歴史は古く『古今和歌集』に登場した読人しらず(不明)の短歌を参考にしていると言われ、曲がついたのはそれから更に千年後の1880年(明治13年)。 【関連:聖地ファンに密かな人気!最強パワースポット「近畿の五芒星巡り」】 歌詞については古い短歌ということもあり、現代ではなじみのない表現が多く、現代人からすれば「何かの暗号」にさえ感じることも。 ただ、多くの人の解釈としては歌詞にある「君」という言葉から、純粋に「天皇」について書かれているものと認識されています。 ところが一説には、この『君が代』をヘブライ語に訳すると、別の意味が出てくるという話もあるのです。 以前ネットで話題になったものが、最近再び注目を集めていたので今回少しだけご紹介。 話題になっている、ヘブライ語解釈の『君が代』は次のとおり。 【日本語】 【ヘブ
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