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日本と社会と映画に関するkaerudayoのブックマーク (37)

  • 「こんなふうに生きていけたなら」だ?貴様この野郎・・・『PERFECT DAYS』感想|Suzuki

    「清掃の仕事をみていると、修行をする僧侶のように見える。他人のために生き、それをひたすら繰り返す。その姿はとても尊く美しい。 その先に悟りのようなものがあるのかわからない。 それを期待すらせずにただ黙々と日々を生きる。 何か自分たちには足りない大切なものがそこにあるような気がする」 高崎のその最初の話にヴェンダースは深く頷いた。 ──平山は仕方なくこの生活をしているのではなく、自ら選びとったのだ。私たちがそのことに気づいた瞬間だった。 映画『PERFECT  DAYS』 公式パンフレットより ※記事は以下に、映画『PERFECT  DAYS』(ヴィム・ヴェンダース,2023年)についてのネタバレがあります。感想は否定的意見を大いに含む個人の見解です。あらかじめご了承ください。 ✱ ✱ ✱ 監督にヴィム・ヴェンダースを、主演に役所広司(以下敬称略)を迎えた日独合作の映画『PERFECT D

    「こんなふうに生きていけたなら」だ?貴様この野郎・・・『PERFECT DAYS』感想|Suzuki
    kaerudayo
    kaerudayo 2024/02/25
    “ある属性を待つ人や特定の職業につく人の生活や人生を、甘美なノスタルジーに包んで「物語」として消費することの残酷さ、その危うさについて考えることを迫るという点で、実は「良い映画」” 世界は重ならないと
  • 日立グループ講演レポート|映画監督 押井守氏「人間に残されたフロンティアを語る:AIは「魂」を宿すのか」

    ――――――――――――――――――――――― 株式会社日立アカデミーは、日立グループの人財育成を担うCenter of Excellence(CoE)として、「事業起点の人財育成」と「個人の成長意欲に基づく学び」の加速をめざし、多様な角度から刺激し、視座を高めるための「学びの場」づくりを推進しています。 この取り組みの一環として、2023年12月に日立グループ向けのイベント「Hitachi Academy Open Day 2023」を開催しました。このイベントは、各界著名人の講演や対談を通じて参加者が新たな知識や視点を得、より良い未来に向けた一歩を踏み出すことを目的としています。 イベント当日は、「AIと人類の共存」をテーマに、株式会社電通デジタルの大木真吾氏、オムロン株式会社の諏訪正樹氏、脳科学者の茂木健一郎氏、MBZUAIの客員教授である乾健太郎氏、映画監督の押井守氏、教育学と学習

    日立グループ講演レポート|映画監督 押井守氏「人間に残されたフロンティアを語る:AIは「魂」を宿すのか」
    kaerudayo
    kaerudayo 2024/02/16
    “「犬の目を見ればね、そこに神様がいる」「犬とか猫とか、そこまで広げて語らないのならダイバーシティなんて言っても無駄」「議論というのは概ね無駄なことだから、散歩にでも行ったほうがいい」” 押井守だなぁ
  • 【追記あり】映画館で働いているんだが、特典商法に疲れた

    映画館で働いているんだが、昨今の特典商法に疲れ果てました。 今年は当に特典が多かった印象。 もはや、映画を観せているのか特典を配っているのか良く分からない状況。しんどい。 まず、シンプルに滅茶苦茶めんどくさい。 仕事なのにめんどくさいとか言ってすまん。 でも聞いてくれ。 配布期間 ・土曜日から配布 ・金曜日から配布 ・初日から3日間のみ配布 配布方法 ・在庫が無くなるまで配り続ける ・週替わり 配布対象 ・全員プレゼント ・中学生以下のみ 配布後の対応 ・劇場にて廃棄 ・返却(元払いにて返送) これが、作品Aは土曜日より配布・週替わり・全員・返送/作品Bは金曜日から配布・在庫が無くなるなで配り続ける・全員・廃棄/作品Cは~/作品Dは~ みたいな感じで作品ごとに違って、複数の組み合わせが同時期に進行したりする。 その上「在庫が無くなるまで配り続け~」の場合、配り続けている間に、ハイ!第2弾

    【追記あり】映画館で働いているんだが、特典商法に疲れた
    kaerudayo
    kaerudayo 2023/12/27
    “映画会社が特典を餌にオタクにお金を使わせまくった結果に他ならず、業界の片隅で働いている者としては本当に忸怩たる思いと言うか、罪悪感すらある” 入口でいらないなら下さいとオジサンに声をかけられたのそれ
  • 『ゴジラ-1.0』を観た:ロマン優光連載265

    265回 『ゴジラ-1.0』を観た怪獣映画として最高だったと思う。そう、『ゴジラ-1.0』の話だ。 怪獣映画としてというか、ゴジラ映画として最高だった。圧倒的な迫力の怖いゴジラが人間を殺しにくるのだから、ゴジラの主演映画としてなんの不満があるだろう。 人間ドラマ部分に対して、一般的に評価があまりかんばしくないのは確かだ。唐突に始まるメロドラマパートが長い。台詞で説明しすぎ。反戦のメッセージは明確にあるのだが、戦争を起こしたものに対する怒りとかは特に描かれていない。ゴジラに原爆のイメージが投影されているのは確かだが、いまいち鮮明ではない。政府に対する不信は描かれているが、それに対する怒りはさらっと描かれているだけで、あまり感じられない。一部の役者の演技。

    『ゴジラ-1.0』を観た:ロマン優光連載265
    kaerudayo
    kaerudayo 2023/11/25
    「新生丸の乗組員のメンバーの編成って、『ジョーズ』っぽい」 そうだよ、わかってるよな、無茶やるチームはそうでなきゃと思った。
  • 映画「エゴイスト」に込めた俳優・鈴木亮平の思いとは | NHK

    LGBTQコミュニティーをサポートすることは私にとって自然なことでした」 映画「エゴイスト」でゲイの主人公を演じた俳優の鈴木亮平さんは、ニューヨークで開かれた映画祭でこう語りました。 鈴木さんはなぜこの役に挑戦しようと思ったのか。映画にどんな思いを込めたのでしょうか。 (アメリカ総局記者 佐藤真莉子) 「ライジングスター・アジア賞」を受賞 7月14日からおよそ2週間にわたって、アメリカ・ニューヨークで開かれている「ニューヨーク・アジアン映画祭」。 日韓国、香港、インドネシアなどから60を超える作品を集めたこの映画祭で、世界的な活躍が期待される俳優に贈られる「ライジングスター・アジア賞」を、俳優の鈴木亮平さんが受賞しました。 「ライジングスター・アジア賞」を受賞した鈴木亮平さん 性的マイノリティーの恋愛模様を描いた映画「エゴイスト」での、繊細な演技が高く評価されての受賞でした。 15日

    映画「エゴイスト」に込めた俳優・鈴木亮平の思いとは | NHK
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    kaerudayo 2023/10/19
    この映画、普遍的な内容だった。自分とは違う遠い話とは思えなかった。
  • 「女性の描写に違和感を持つことがある。こんな都合のいい女いねえだろって」究極の“女のエンパワメント映画“『波紋』座談会 | エンタメ番長 揃い踏み 「それ、気になってた!」 | mi-mollet(ミモレ) | 明日の私へ、小さな一歩!(1/5)

    『波紋』 2023年5月26日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開中 配給:ショウゲート ©2022 映画「波紋」フィルムパートナーズ ミモレ世代にぜひ観てほしい映画が誕生しました。それが、5月26日(金)より公開中の映画『波紋』です。 主人公は、「良き」「良き母」の役割を真面目に担ってきた主婦・依子(筒井真理子)。しかし、東日大震災直後、夫・修(光石研)が失踪。老いた義父の介護を強いられ、孤独の中、依子は新興宗教に救いを求めるように――。 数年後。宗教に心の平穏を見出し、幸せに暮らしていた依子の前に突然夫が帰ってきます。そこから広がる、波紋の数々。 水の中で溺れそうになりながらもがくように必死に生きる依子の姿は、さまざまな犠牲と抑圧を強いられる現代女性そのもので。だからこそ、懸命に手をバタつかせながら、やがて光を掴み取る依子を見て、希望と喝采に震えるのです。 いまだ

    「女性の描写に違和感を持つことがある。こんな都合のいい女いねえだろって」究極の“女のエンパワメント映画“『波紋』座談会 | エンタメ番長 揃い踏み 「それ、気になってた!」 | mi-mollet(ミモレ) | 明日の私へ、小さな一歩!(1/5)
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    kaerudayo 2023/06/08
    「いいかげん男性が変わってほしい。女性がちゃんと仕事を続けるためには、男性の協力と意識改革が必須でしょ。女性が家庭と仕事を両立させるためにどれだけ苦労してるか、この過酷な状況を目をそらさず見てほしい」
  • 強姦できる男、できない男|粒あん|note

    世の中は「不倫浮気)する男、しない男」に分かれるらしい。 昔、テレビで有吉が「浮気しない男いるよ。誰からも相手されなくて」と言った。確か「怒り新党」の中だったと思う。 俺も同じ考えだ。「浮気をしない」の以前に誰とも交際できない男は必然的に浮気は「できない」。 しかし「浮気しない男」とは何ぞや?と思う。理性でガマンするのではなくて? 「絶対に誰にもバレない場所・時間・その人にとって性的魅力がスゴイ女性」を与えられて、与えられるつうか、そういう状況になって、それでも「俺、浮気しないんで」つって、その女性の横で数時間、平気でスマホ見れる男っているのか? いや、40代半ば以上の男は可能性としてはあるよ。元気ないから。めんどくさくて、しない可能性はある。 20〜30代くらいまでの男の場合よ。 それでも「浮気しない」ってのは相当モテてきて性行為に飽きてる男とか、そういうんじゃないの? それとも「そう

    強姦できる男、できない男|粒あん|note
    kaerudayo
    kaerudayo 2023/03/28
    「40年ほど、ずーっと思ってた「創作物の中で性的な見せ物として強姦や強制性交が当たり前に描かれること」への疑問、違和感を文章に吐き出すことができた」 わかる。なんなんだろうね
  • 2023年1月24日 Netflix「舞妓さんちのまかないさん」について

    僕が総合演出と共同脚を務めました「舞妓さんちのまかないさん」は2023年1月12日に配信がスタートしました。ご覧頂いた皆様、ありがとうございます。ドラマ制作に向けて格的に取材を開始したのが2020年の夏でしたからもう2年半が経ちました。簡単ではありますが、その制作のプロセスで考えたことを少しまとめてみたいと思います。 ドラマ化を川村元気さんから依頼されるまでの僕の花街についての知識は、微々たるものでした。映画でいえば溝口健二の『祇園の姉妹』『祇園囃子』成瀬巳喜男の『流れる』程度。書籍も何冊か読んで準備はしていましたが、初めて祇園に足を踏み入れた時の僕のスタンスはドラマの4話に登場するすみれの父と大差の無い、否定的、懐疑的なものでした。ただ、取材を始めてわかったのは、この「伝統」を歌舞伎のような文化として次世代に継承していくために変わろうとしている人たちが花街の内外にいるということでした

    2023年1月24日 Netflix「舞妓さんちのまかないさん」について
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    kaerudayo 2023/01/24
    気になっていたので、声明出してくれて良かった。
  • 東京国際映画祭『機動警察パトレイバー2 the Movie』上映記念・押井守監督独占インタビュー! 東京を舞台に戦争を仕掛ける幻想を遂に実現できたのが『パトレイバー2』|ガジェット通信 GetNews

    東京国際映画祭『機動警察パトレイバー2 the Movie』上映記念・押井守監督独占インタビュー! 東京を舞台に戦争を仕掛ける幻想を遂に実現できたのが『パトレイバー2』 第35回東京国際映画祭ジャパニーズ・アニメーション部門【アニメと東京】特集で押井守監督の『機動警察パトレイバー2 the Movie』(93)が上映されたことを記念して、押井監督に同作品を振り返っていただいた。映画祭ではメカニックデザイナーの出渕裕さんが上映後のトークに登壇。まずはそのトーク内容を押井監督にお伝えすることからインタビューは始まった。 『パトレイバー』を作ることの難しさ ──今回、出渕さんが最初に話されたのが「『機動警察パトレイバー』は設定を掘っていくと矛盾してしまう作品である」ということ。作業用ロボット=レイバーを登場させる方便として巨大洋上工事計画〈バビロンプロジェクト〉を設定して、これが首都圏の用地問題

    東京国際映画祭『機動警察パトレイバー2 the Movie』上映記念・押井守監督独占インタビュー! 東京を舞台に戦争を仕掛ける幻想を遂に実現できたのが『パトレイバー2』|ガジェット通信 GetNews
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    kaerudayo 2022/11/19
    インタビュー出ると読んじゃうな
  • 河瀬直美監督ドキュメント映画『東京2020オリンピックSIDE:B』には、なぜ「最も重要な人物」が1秒も映らないのかという話|CDBと七紙草子

    河瀬直美監督ドキュメント映画『東京2020オリンピックSIDE:B』には、なぜ「最も重要な人物」が1秒も映らないのかという話 河瀬直美監督が東京五輪ドキュメンタリーを撮る、と報じられた時、左派からよく引き合いに出されたのはベルリン五輪におけるレニ・リーフェンシュタールだった。要はリーフェンシュタールがナチス政権にそうしたような、東京五輪を美化するプロパガンダになるのではないかという危惧である。 先月に公開された『東京2020オリンピックSIDE:A』を見た時、その心配は杞憂に終わったと感じた。そこにあるのは良くも悪くも監督のメッセージが脱主体化された、東京五輪に参加する各国の選手たちの肖像、さまざまな思いをつないだグラフィティ的な作品になっていたからだ。そこにあるのは良質ではあるが凡庸な記録映画であって、リーフェンシュタールの作品のような強烈な求心力やプロパガンダ性はない。 しかし、である

    河瀬直美監督ドキュメント映画『東京2020オリンピックSIDE:B』には、なぜ「最も重要な人物」が1秒も映らないのかという話|CDBと七紙草子
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    kaerudayo 2022/06/25
    「まるでこのパラレルワールドが安倍晋三などという人物が存在しない架空歴史映画であるかのごとく、完全にその存在が消されているのである」 なにもなかったかのようにプーチン批判するクソぶりでわかってた。
  • ウルトラマンがウクライナ侵攻の時代に甦ることになった意味

    <3.11を踏まえて原作を震災ナショナリズムの物語に書き換えた『シン・ゴジラ』と違い、『シン・ウルトラマン』はあくまで原作の哲学を踏襲し、さらにコロナで公開が延期になるという偶然が重なって、啓示的な作品になった> 2022年5月13日、SF特撮映画シン・ウルトラマン』(企画・脚:庵野秀明、監督、樋口真嗣)が公開された。2015年公開の映画『シン・ゴジラ』のスタッフがつくる『シン・〇〇』シリーズの第二弾ということで期待が集まり、観客動員数は8日間で100万人を超えた。映画の内容については賛否両論がある。ウルトラシリーズのファンからは概ね高い評価を得ているが、「シナリオがダイジェスト的である」「演出面におけるジェンダー描写が古い」といった声も耳にしつつ、筆者も遅ればせながら鑑賞してきた。 ジェンダー問題について まず公開当初から大きな議論となっていた、演出やカメラアングルがヒロインの長澤ま

    ウルトラマンがウクライナ侵攻の時代に甦ることになった意味
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    kaerudayo 2022/06/16
    「理想や進歩を語ることが馬鹿にされ、「現実主義」の名のもとにメフィラスのような「よりマシな強者」に隷従したり、ベーターシステムのような超技術を軍事利用したりすることが受け入れられてしまいそうな世の中」
  • 無性に書きたくなって。|鈴木砂羽

    ずっとこのnoteというものの使い方を考えていました。最初は初回の投稿でも書いたように、自分が興味を持っている分野を色々実験的に表現してシェアできたらな、と考えていました。たぶん主に精神世界的なことや、スピってる経験則を自分なりに書く!としていました。ところがあれこれ捏ね回して考えているうちに、そっちは書こうとするほど抑止が利いて筆が止まってしまうのでした。そういう時はまだそのタイミングではないと割り切ることにして降りてくるまで放っておくことにしました。そんなある日、ツイッターでリアルタイムで見聞きして感じたことと、過去の出来事と感情が突然にバチっと符号する事などあって「ああ、書きたい!今自分はものすごくモヤっている。あの日の事を書いて自分なりに咀嚼したいなぅ!」とそうした欲求が立ち昇った日がありました。今これを無性に書きたい。書くことで昇華するとか浄化とかそんなんではなしにただ書く。これ

    無性に書きたくなって。|鈴木砂羽
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    kaerudayo 2022/04/14
    “自分のような立場の俳優が発信することで、被害に遭ってる方の勇気や励ましに少しでもなれればと思う。あんな性の悪鬼みたいな人たちだけがこの業界を作っているわけではないのだ“
  • 鷲谷花 on Twitter: "『MINAMATA』。自堕落な生活で惜しい才能を朽ち果てさせかけていたジョニー・デップが、社会公益性の高い仕事に取り組み人助けをして花道に戻る映画。ジョニー・デップ氏を朽ちさせるのは惜しいスタアと思う人は大勢いようけれど、「実話に基づく映画」としては「実」を切り捨てすぎではないか"

    『MINAMATA』。自堕落な生活で惜しい才能を朽ち果てさせかけていたジョニー・デップが、社会公益性の高い仕事に取り組み人助けをして花道に戻る映画。ジョニー・デップ氏を朽ちさせるのは惜しいスタアと思う人は大勢いようけれど、「実話に基づく映画」としては「実」を切り捨てすぎではないか

    鷲谷花 on Twitter: "『MINAMATA』。自堕落な生活で惜しい才能を朽ち果てさせかけていたジョニー・デップが、社会公益性の高い仕事に取り組み人助けをして花道に戻る映画。ジョニー・デップ氏を朽ちさせるのは惜しいスタアと思う人は大勢いようけれど、「実話に基づく映画」としては「実」を切り捨てすぎではないか"
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    kaerudayo 2021/09/29
    どっちせよ、見たいなぁ。
  • 『竜とそばかすの姫』フィクションで描かれる「間違った正しさ」と、それがもたらす救い【藤津亮太のアニメの門V 第73回】 | アニメ!アニメ!

    『竜とそばかすの姫』フィクションで描かれる「間違った正しさ」と、それがもたらす救い【藤津亮太のアニメの門V 第73回】 | アニメ!アニメ!
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    kaerudayo 2021/08/08
    「なぜお母さんは」という答えの出ない問いについての話だろう。実際のところ、裏でおばさんたちも動いていたし、それが機能しようが、あの子らの絶望を消すには彼女がリアルに抱くしかないという構成だよね
  • 『不快な思いで映画館を出てもらう必要があった 周防正行監督インタビュー 完全版Vol.1』

    「弁護士が選ぶ法曹界を描いたドラマ・漫画映画ランキング映画部門で1位に選ばれた「それでもボクはやってない」(2007年公開)。監督を務めた周防正行氏は、刑事裁判のありかたに驚き、それを伝えたくて、全公判をリアルに描くことにこだわったという。法制審議会の「新時代の刑事司法制度特別部会」で委員も務め、現在も刑事司法のありかたなどに積極的に発信する周防氏に、映画の意図や現在の法曹界のあり方などについて聞いた(インタビュー日:2021年4月17日、都内にて)。 2021年6月号の雑誌に概要版を掲載したインタビューの完全版を2回にわけて掲載。1回目は、「それでもボクはやってない」を制作した思いや法制審議会の「新時代の刑事司法制度特別部会」に参加した際の印象的なエピソードなどを紹介する。 僕自身が裁判に驚いたのが原点ーー今回の投票結果で「それでもボクはやってない」が、204票で一位となりました。

    『不快な思いで映画館を出てもらう必要があった 周防正行監督インタビュー 完全版Vol.1』
    kaerudayo
    kaerudayo 2021/07/12
    あの頃よりマシになったとしたら、この99%は検察と裁判所が作り出したもので、崩すこともできるんだってのが、世に広まったことだな。
  • 『八甲田山』で死にゆく我々日本人 - 挑戦者ストロング

    映画専門チャンネルで「八甲田山」。確か20年くらい前に、VHSで観たのが初見と思う。画質は悪く、顔の判別も難しかった。今回のは4Kデジタルリマスター版なので、凄まじくクレイジーな極寒のロケ撮影を堪能した。加山雄三とかいい役で出てたんだな、以前は気づかなかった。 映画史に残るクレイジーロケ 兵隊がバタバタ死んでゆく映画の何が面白いのかと初見時に思った。2021年に再び観て思う、これは「日人」をド真ん中で捉えた映画だったのだ。やはり何が面白いのかとは思うけど。 (★3) 戦前は知らず、戦後の日人はなぜか日人がバタバタと大量死する映画が好きだ。「二百三高地」と「八甲田山」はその典型と思うが、ともに大ヒットしている。みんな観たいのだ、日人がバタバタ死ぬ映画を。「敗戦」が全国民共通の原体験となっているため、大量死が限りない共感を呼ぶのだろうと推測する。 史実は詳しく知らぬが映画によると、

    『八甲田山』で死にゆく我々日本人 - 挑戦者ストロング
    kaerudayo
    kaerudayo 2021/03/19
    昔からなんでこんなのわざわざ見に行くのか。不思議だったな。
  • 町山智浩・宮藤官九郎・北丸雄二 2020年アカデミー賞を振り返る

    町山智浩さん、北丸雄二さんが2020年2月10日放送のTBSラジオ『ACTION』に出演。宮藤官九郎さんと『パラサイト 半地下の家族』を中心に2020年のアカデミー賞を振り返っていました。 (宮藤官九郎)でも、まずは今日なんて言っても……さっきも言いましたけど、アカデミー賞がね、びっくりしましたよね。 (幸坂理加)はい。じゃあ町山さんから結果をご覧になった感想をお願いしてもよろしいですか? (町山智浩)結果というか、僕はだからその授賞式の中継番組に出てたので。今日はこんな格好をしているんですよ。そこから来たんですけども(笑)。 (宮藤官九郎)そうですよね。今日は蝶ネクタイをしていて。ありがとうございます。 (町山智浩)あ、これを決まりで言うんですね。宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、韓国映画に日映画はどれだけ遅れちゃったんだ?っていうことですよね。 (宮藤官九郎)ああーっ! そう

    町山智浩・宮藤官九郎・北丸雄二 2020年アカデミー賞を振り返る
  • 映画『家族を想うとき』が冷静に見られなかった - やしお

    ケン・ローチ監督の『家族を想うとき』(Sorry We Missed You)は、どうしようもなく個人的な記憶が喚起されて冷静に見ることが難しい映画だった。忘れていた、完全に忘れていたわけではないけれど、日常的に意識したり思い出すことの少なくなっていた「お金がないと余裕がなくなって日常がキリキリと苦しくなっていくあの感覚」がよみがえって、12年前の両親との暮らしの記憶が一気に立ち現れて冷静でいられなくなるのだった。 (この映画は「ネタバレ」とは無縁のお話だとは思うけれど、内容について以下で触れているので一応ここで断っておく。) イギリスで暮らす一家の日常が描かれる。ホームレスにはならない程度の貧困にあえいでいる。父親は配送ドライバー、母親は訪問介護の職業に就いている。職にあぶれている訳ではなく、二人とも真面目に働いているし職業意識も高い。15歳くらいの長男は友人グループとのグラフィティにハ

    映画『家族を想うとき』が冷静に見られなかった - やしお
    kaerudayo
    kaerudayo 2020/01/18
    “あんなにお金で苦労したのに、つらくない仕事の方がお金も時間も手に入るこの世の中は何なんだと思った。就職した後もお金を遣うことに後ろめたさがあった。”
  • 舘ひろし氏「太平洋戦争はエリートが犯した失敗の宝庫」|注目の人 直撃インタビュー

    74年前の8月15日、戦争が終わった。第2次世界大戦下、日の最高技術を結集して建造された戦艦「大和」。公開中の映画「アルキメデスの大戦」(山崎貴監督)では、史実とフィクションを交えながら巨大戦艦誕生までの攻防を描く。戦争シーンはほとんどなく、不正を暴くプロセスを丁寧に描いたこの作品。「建造計画を止めることが戦争回避に通ずる」と主張した軍人、山五十六を演じた役者は何を思ったか。 ■「阿川弘之の著書を読み返しました」 ――山五十六役といえば過去にそうそうたる俳優陣が演じてきました。 一般的に知られる五十六は大将になってから。今回演じたのは、それ以前の戦争になるかどうか、まだ分からなかった海軍少将の時代です。そこで演じるにあたって改めて、「山五十六」(阿川弘之著)を読み直しました。戦争に反対した「海軍三羽烏」の米内光政、山五十六、井上成美について詳しく書かれていて、米内光政が五十六につ

    舘ひろし氏「太平洋戦争はエリートが犯した失敗の宝庫」|注目の人 直撃インタビュー
    kaerudayo
    kaerudayo 2019/08/15
    なぜ失敗したのかを検証しないんですね。失敗したことに関して、傷口に塩を塗るなみたいな風潮がある。日本人にとって気分がいいのかもしれないけれど、それは戦争について真剣に考えていないんじゃないかと思うんだ
  • 『主戦場』を見た後に - 過ぎ去ろうとしない過去

    軍「慰安婦」問題を描いたドキュメンタリー映画『主戦場』(ミキ・デザキ監督)が評判となっている。上映している場所が少ない(関東では2館。私が見てきた5月上旬の段階では1館)こともあるが、常に満席。事前予約は必須で、平日の午前中ならばなんとかなるだろうと当日訪れた私は、後日に出直しを迫られた。 映画は、「慰安婦」に対する「支援派」と「否定派」、のインタビュー映像が交互に繰り返されることによって進んでいく。しかし、「否定派」の議論の稚拙さがすぐに明らかになる。誘導によってではない。かれらはカメラに向かってほとんど無防備に、普段から自分たちが主張していることを、主張している通りに喋る。だがその主張は、その後の「支援派」の主張やナレーションによって直ちに否定される。主張のそれ以外は、議論の余地なく嫌悪感をもよおすような、差別、明白なウソ、陰謀論である。 この映画は双方の議論について、いわゆる「両

    『主戦場』を見た後に - 過ぎ去ろうとしない過去
    kaerudayo
    kaerudayo 2019/06/04
    “動機が何であるにせよ積極的に人々が騙されたがっている限り、「慰安婦」に対する「否定論者」は何度論破されても、自身の根拠を説得力があるものにアップデートする必要はない。論破された話を繰り返しするだけ”