安倍晋三元首相が残した2億1000万円の政治資金を、妻の昭恵さんが全額“相続”していたことが分かった。あれだけ事前に問題視されていたのに結局、懐に入れてしまった。完全に確信犯である。 昭恵さんは、安倍元首相が亡くなった2022年7月8日、いずれも安倍元首相が代表者だった資金管理団体「晋和会」と、「自民党山口県第4選挙区支部」の代表に就任。「晋和会」は、資金管理団体から通常の政治団体に変更され、所在地も永田町の議員会館から東京都渋谷区の昭恵さんの自宅に移されている。 総務省が11月24日に公表した「政治資金収支報告書」によると、昨年、「晋和会」には安倍元首相と関係のあった5つの政治団体から1億8000万円余りが寄付の形で移されていた。 さらに、今年1月31日にも、「第4支部」から2700万円余りが「晋和会」に寄付されていた。山口県選挙管理委員会が28日に公開した政治資金収支報告書からわかった
地域政党・大阪維新の会に所属する伏見隆・大阪府枚方市長(55)が、3選を果たした9月の市長選後に「祝勝会」の横断幕が掲げられた集会に出席した問題で、約70人の地元住民らが30日、この集会は公職選挙法が開催を禁じる当選祝賀会に当たるとして、同法違反の疑いで大阪府警枚方署に告発状を提出した。府警は受理して捜査するかどうか検討するとみられる。 伏見氏は9月15日、枚方市内の日本料理店で開かれた集会に出席。毎日新聞が入手した写真には「伏見たかし祝勝会」と書かれた横断幕のほか、伏見氏があいさつする姿が写っている。 公職選挙法は選挙後に有権者へのあいさつを目的とした当選祝賀会の開催を禁じている。 伏見氏は市議会などで道義的な責任を認めて謝罪する一方、「選対本部の解散式という認識で行き、投票へのお礼は述べていない」として違法性を否定している。 伏見氏は市を通じ、告発状の提出について「告発の事実確認ができ
今年7月に行われた仙台市議会議員選挙で初当選した日本維新の会の早坂千亜紀市議が、定められた期日を過ぎてから選挙運動の収支報告書を提出し、公職選挙法に違反した状態になっていることがわかりました。仙台市…
2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、検察当局が20年1月に河井克行元法相(60)=服役中=の自宅を家宅捜索した際、当時の安倍晋三首相をはじめ安倍政権の幹部4人から現金計6700万円を受け取った疑いを示すメモを発見し、押収していたことが7日、関係者への取材で分かった。検察当局は、元法相が広島県内の地方議員や後援会員に現金を配り回った買収の原資だった可能性があるとみて捜査していたという。 【関連記事】メモ魔の記録「総理、すがっち、幹事長、甘利」 政権中枢の4人、案里氏を全面支援 【関連記事】二階氏、提供否定「案里って何者よ」 【関連記事】甘利氏「100万円は陣中見舞い。他にも一律に」 【解説】政権の闇、解明欠かせず 関係者によるとメモはA4判。上半分に「第3 7500万円」「第7 7500万円」と書かれ、それぞれ入金された時期が付記されている。その下に「+(プラス)現金67
10億円以上の借金が返済不能に陥り、見るからにアホっぽい大津綾香党首にすべての借金を背負わせてトンズラをこく計画を思いついてしまった尊師・立花孝志。ところが、いざ借金を背負わせた瞬間、大津綾香党首がまさかの覚醒。党首の座とともに、年間約3億3000万円の政党交付金が入る銀行口座を奪われ、「第三者委員会」を設置すると宣言され、それまで側近だったはずの幹事長・黒川敦彦から攻撃を受けるようになりました。 だから、旧NHK党は今、何があっても尊師・立花孝志のことを崇拝してやまない生粋のN国信者たちによる「立花派」と、これまでずっと立花孝志を崇拝してきたけれど、「あれ? 尊師、おかしくない?」となってしまった黒川敦彦らの集団「大津派」に分裂し、党内で激しい内ゲバが起こっているのです。 統一地方選の最終日となる4月22日、尊師・立花孝志は、武蔵小山駅前で品川区の久保田学、目黒区の川端慎二の応援演説をす
今年の中間選挙で連邦下院議員に初当選した共和党候補者が、自身の学歴や職歴を偽っていたことを認め、大炎上している。 経歴詐称を認めたのは、ロングアイランドやニューヨーク市クイーンズ区の一部を含むニューヨーク州第3選挙区から立候補し当選したジョージ・サントス氏(34)。先月の中間選挙では金融業界での豊富な経験をアピールし、民主党の対立候補に8ポイント差で勝利したが、先週ニューヨーク・タイムズ紙がサントス氏の学歴や職歴に関して裏付けが取れないと報じたのをきっかけに、疑惑の目が向けられていた。 ニューヨーク・タイムズによると、サントス氏の学歴には経営学に定評のあるニューヨーク市立大学バルーク校を卒業したとあり、2010年に学位取得との記述もあるが、同校に問い合わせてもサントス氏の在籍記録は確認できなかった。ニューヨーク大学も学歴として記載があったが、こちらも同様にサントス氏の在籍記録はなかった。さ
大阪府議が東京から通勤 7月10日投開票とされる参院選で東京選挙区から立候補予定の日本維新の会・海老沢由紀氏が、大阪市議の身分のまま、一ヵ月以上、東京都内で政治活動を続け、地元を不在にしていることが波紋を広げている。 これまで海老沢氏は、東京都内で有権者に向かって東京都江東区の東雲に住んでいると繰り返し公言してきた。また市議会時代にも東京からの遠距離通勤をしたという証言もあり、「東京で子育て」と維新の広報紙で主張をしている。「実態として東京に住んでいたのではないか」という疑いはますます強まっている。 法的に問題はないのか まず、法律的な観点から今回の問題を簡単に整理していこう。 現在、東京に住みながら大阪市議会議員をすることは、法律上できない。もし、大阪市議会議員の任期中に居住実態が東京にあったのなら、「失職」となる。このことは、地方自治法に定められている。 地方自治法の「議員の失職及び資
自民系の三世議員(市町村議員)です。 河井夫妻の事件について、元国会議員の豊田真由子さんや、金子恵美さんが地元でのカネ配り(先輩議員に地方議員にカネ配れとアドバイスされた)について発言しているので、地方議員側からの話をします。 もともと、業界には与野党問わず「目配り、気配り、カネ配り」という言葉があって、この3つができる政治家が優秀な政治家だとされていました。 でもそんな話は中選挙区時代(~1993年)であって、今はこの言葉すら死後になっています。 中選挙区時代のはなし今の話をする前に、すこし中選挙区時代の話をします。カネ配りはこの時代に盛んに行われたので。 中選挙区制は選挙区の人口によって定数が決まっていて、選挙の上位2人~6人くらいが当選します。なので、ひとつの選挙区から同じ政党の候補者が何人も出馬します。たとえば群馬3区では当選議席数が4で、自民党からは3人(福田、中曽根、小渕)が出
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