会社というのは、ひとりではできないような 大きな目的を達成するために、 いろんな個性が集まって力を合わせていく 仕組みとしてできたものなんですよ。 もしも、経営者がなんでもできるんだったら、 ひとりでぜんぶやればいいんですよ。 自分がいちばん確実で、 自分がいちばん当事者意識があって、 自分がいちばん目的を知ってるんですから、 自分でできるなら自分でやればいいんですけど、 そんなことをしていたら、 ひとりの時間とエネルギーの限界で すべてが決まってしまうんですよ。 だから、会社ではたらく人は、 自分で担当すること以外は 仲間たちに任せて、ゆだねて、 起こる結果に対して腹をくくるわけですよね。 で、その構造が、規模が大きくなればなるほど 階層的になり、より幅が広がっていく。 それが会社というものですよね。