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ブックマーク / next49.hatenadiary.jp (3)

  • 価値の判断基準が自分の外にある人間は表現者になれない - 発声練習

    卒業していく君へ。 卒業おめでとう。当は面と向かって言ったほうが良いのだけど先生という立場だと私の発言が思った以上に重くなってしまうので直接君にはいえない。でも、君への言葉を一度形にしておかないと私の頭に一生こびりつきそうなのでここに書かせてもらうよ。 今年、君は卒論に苦しんだね。君が卒論に苦しんだ理由は自分でも分かっていると思うけど、常に外部に正解を求めたことにあるんだ。私が「どうして、それが正しいと思うの?その理由を教えて。」と聞くと、いつも君は表情を凍らせて黙ってしまったね。何度も何度も「研究には正解とか不正解とかない。誰も答えを知らないから研究になっているんだ。だから、自分の主張をとりあえず述べて、相手の反論が正しいと思えてから自分は間違っていたと考えれば良いんだよ。」と伝えたのだけど、最期最後まで君は自分の主張の正しさを自分の言葉で言えず、常に私の保証を求めたね。はっきり言って

    価値の判断基準が自分の外にある人間は表現者になれない - 発声練習
    kagakaoru
    kagakaoru 2009/02/23
    今までテストなど外部依存で育ってきた「まじめな子供」に、表現することを教えるのが卒論ってもんでしょ。卒論の指導員は最初からそこに目を向けておくべき。
  •  「あっ、それ**さんにも、指摘されました」はメリットがないので言わないこと - 発声練習

    複数人に同時に論文指導を受けているとき、何人かから同じことを指摘されることがあると思う。で、既に別の人に指摘されているので「あっ、それ**さんにも、指摘されました」と思わず言ってしまうことがあると思うが、それは言ってもメリットがないので言うのを我慢すること。 理由は以下のとおり。 「あっ、それ**さんにも、指摘されました」には、無意識に「それはもう知っているので説明を止めてください」が含まれてしまう。コミュニケーションにおいて「それは知っている」というのは会話を止めるマジックワード。 「あっ、それ**さんにも、指摘されました」と言うことによって、「ああ、じゃあ、そこは飛ばすね」とその部分の説明を省かれる可能性がある。同じ箇所の指摘だけれども、指摘している理由が違うかも知れないのでちゃんと説明してもらったほうが得。 追記(2009/01/15) はてなブックマークのコメントがおもしろいので転

     「あっ、それ**さんにも、指摘されました」はメリットがないので言わないこと - 発声練習
    kagakaoru
    kagakaoru 2009/01/15
    説教しやすさは岩田聡さんも大事と言っていたhttp://www.1101.com/job_study/iwata/2008-04-17.html
  • 「自然な疑問」を持たないように訓練されている - 発声練習

    今年のうちの卒論生に感じていることがぴったりと表現されている。 とにかく「答えだけを知りたがる」とか「反射的に回答する」といったことが、面倒なことを考え無くなる、といったところがあると思います。 高校生を対象にロボット製作の授業をやっていますが、目的はチームワークの経験にウェイトを置いています。 その中で、議論を戦わせる、相手の考えを読み取るといった面を重視しているのですが、これに何ヶ月もかかります。 なんというか「自然な疑問」を持たないように訓練されている、とでも言うべき状態なのです。 常に「(生徒が知らない)正解を大人が知っている」という受け身の姿勢に徹しているから、基的によい子になっている。 結局のところ、分断された知識の暗記のような事にしかならないから「どうすれば良いのか」とか「なぜこんな問題が起きるのか」「解決手段が無いときに代替手段を考える」ということ自体にたどり着きません。

    「自然な疑問」を持たないように訓練されている - 発声練習
    kagakaoru
    kagakaoru 2008/12/06
    適応の結果か〜。すぐに「はい」って言っちゃう人とかもいる
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