北陸電力志賀原発1号機(石川県)で、原子炉下部にある制御棒関連の部品が脱落していたことが17日の原子力規制委員会の会合で報告された。北陸電によると、能登半島地震の影響とみられ、安全上の問題はないとしている。
能登半島地震で液状化による甚大な被害が出た石川県内灘町では、住宅が水平距離にして12メートルほどもずれ動いていたことが専門家の調査でわかりました。地盤が横方向に大きくずれ動く「側方流動」が起きたとしたうえで、専門家は「復興には大規模な地盤改良など広域的な対策が必要だ」と指摘しています。 地盤基礎工学が専門の金沢大学の松本樹典 名誉教授は、液状化の被害が出た内灘町の状況を調査していて、20日もメキシコの研究者とともに現地を訪れました。 松本教授によりますと、これまでの調査で内灘町北部の室地区では、水平距離にして12メートルほどずれ動いている住宅が確認されたほか、大量の土砂が流れ込み地区にある水路を塞いでいる場所もあるということです。 これは、地盤が横方向に大きくずれ動く「側方流動」が起きたためで、動いた地盤の深さや距離を把握するにはさらに調査が必要だとしています。 松本名誉教授は「液状化の被
能登半島地震により津波の被害を受けた能登町越坂(おっさか)の「イカの駅つくモール」にある「イカキング」が被害を免れたことが分かった。 【画像】地震前のイカキング イカキングは石川県能登町で盛んなイカ漁をPRするため、同町にある「のと九十九湾観光交流センター(イカの駅つくモール)」に2021年3月末に設置された全長13メートル、幅9メートルの巨大なスルメイカのモニュメント。 イカキングのX公式アカウント(@ikaking0620)は1月20日、イカキングの写真とともに「津波が迎えに来ましたが、海には帰らず、いつもの場所に居ます。奥能登が好きだから。」と投稿。「これからも奥能登を元気にするぞ」と決意を新たに再建に向けての意気込みをコメントしている。 「イカの駅つくモール」は地震発生後の津波の被害にあい、店内が浸水するなど再開のめどはたっていない。施設の建物は比較的新しかったこともあり崩壊は免れ
能登半島地震の発生から半月が経過。全国の自治体から職員が駆け付けて、現地で支援活動をしています。 神戸市役所からは、きょうも128人の職員が活動中。 このような応援は数カ月にわたるので、約1週間ごとに職員を交代させながら続けるやり方がとられます。 そんななか、第1陣として派遣していた職員たちが神戸に戻ってきたので、きょう神戸市役所の14階の大会議室で報告会が行われました。 職員ら約150人が参加。久元喜造市長も参加して行われた報告会を緊急レポートします。 地上部隊が未踏の地でヘリで救助活動被災地から戻ってきた7名の職員たちが、自分たちが経験した生々しい現地の状況を説明しました。 最初に話をはじめたのは、1月3日にヘリコプターで現地に飛び、救助活動にあたった消防局航空機動隊の小國正英さん。 家屋が倒壊し、長時間下敷きになった患者の搬送や、孤立集落の急病人の救助を行ったとのこと。 特に、道路が
政府の地震調査委員会は、日本の活断層で起きうる地震について、最新(今年1月1日基準)の発生確率値を1月15日に発表しました。30年以内の地震発生確率3%以上をSランク(高い)。0.1~3%未満をAランク(やや高い)。0.1%未満をZランクなどとしていて、高いものでは神奈川県三浦半島断層群で11%、熊本県日奈久断層帯で16%などと、全国各地に“危ない断層”が存在することが示されています。 【画像を見る】北海道~九州まで 地域ごとに活断層を見る(赤色がSランク) しかし、正月に最大震度7の能登半島地震を起こしたとされる“あの断層”は「活断層の一覧」に入っていませんでした。これは一体どういうことなのでしょう、評価されていない「未知の断層」だったのでしょうか。この点などを、地震研究の専門家に聞きました。 まずは、今月15日に公表された最新の地震発生確率値で、Sランクとされた活断層を見ていきましょう
元日の夕方という穏やかに過ごしている人が多い時間帯を、最大震度7の巨大地震が襲った。日本海沿岸部の広い範囲に大津波警報、津波警報が発令され、日本中が緊迫した空気に包まれた。震源地に近い能登半島では地震の揺れに加え、津波や火災によって甚大な被害がもたらされた。 能登町 地震発生から12日が過ぎた1月13日、私は取材のため現地に入った。被災地では慢性的な渋滞が発生し、一般車両は能登に行かないように呼びかけられている。メディアの取材とはいえ、救援活動の妨げになることは極力避けたい。事前に夜間は交通量が激減することを調べていたため、前夜に出発して深夜のうちに現地入りすることにした。 入念な準備のもと現地へ 出発前、取材する2日間分の食料や飲料、予備のガソリン、長靴2足と予備の靴、胴長などを車に積み込む。
輪島市の「舳倉島」では、地震が発生した当時、住民3人が滞在していて、2週間後、自衛隊のヘリコプターで救助され、全員無事だということです。 輪島市の北約50キロ沖合のにある「舳倉島」では、元日に発生した大地震で震度5弱の揺れを観測しました。 ふだん冬場は、島に50人ほどが滞在していますが、年末年始は島を離れて市内の自宅で過ごす人がほとんどで、当時、3人が滞在していました。 救助された住民の1人、坂口剛さんによりますと、地震のあと津波が押し寄せ、船などが流されれたほか、坂口さんの自宅も浸水し、住むことができなくなったということです。 坂口さんは、妻と2人で、高台にあるもう1人の住民の自宅や、診療所に身を寄せ、停電や断水が続く中、備蓄してあった食品を食べたり、寒さをしのぐため、診療所の車の中で寝泊まりしたりして過ごしていたということです。 島にある衛星電話で連絡は取れたということで、地震の発生か
海岸から見えない南東側が崩れ落ちた見附島=14日午前9時15分、珠洲市宝立町鵜飼(国、県など関係機関の許可を得てドローンから撮影) 珠洲市宝立(ほうりゅう)町鵜飼(うかい)の石川県天然記念物・名勝「見附島(みつけじま)」が、能登半島地震の揺れと津波で崩れ、ほぼ半分になっていることが分かった。北國新聞社が14日、上空にドローンを飛ばし、海岸から見えない島の南東側を撮影した。船が浮かんだような形状から「軍艦島」と呼ばれる島は、珠洲の人々の心のよりどころでもあるが、その姿は一変した。 見附島は、波風にさらされて年々小さくなっており、2022年6月の震度6弱、23年5月の震度6強の地震でさらに崩落が進んだ。近隣に住む高坂強さん(49)=宝立町春日野=は「子どものころに海水浴を楽しみ、慣れ親しんだ景色だが、無残な姿になった」と肩を落とした。 京大防災研究所などの現地調査によると、宝立町には高さ4㍍を
震災で命を落としたのは、消防団員の使命感ゆえだった。輪島市門前町高根尾の会社員、稲垣寿(ひさし)さん(46)は1日夕方に起きた1回目の地震を受けて出動準備中、震度6強の大地震に遭い、つぶれた2階の下敷きになった。高齢化の進む地域で、将来を期待された若きリーダーの命が無慈悲に奪われ、住民は悲しみに暮れている。 「ヒサシが消防団員でなかったら、助かったろうに」。13日、避難先の門前中で、高根尾の区長、中橋政久さん(76)が沈痛な面持ちで語った。 1日午後4時6分に地震があった後、稲垣さんは同居する母と祖母を逃がし、自宅の1階で出動する準備を始めた。上着を着て、ズボンにベルトを通そうとした午後4時10分、2度目の揺れが襲った。 たちまち2階が崩落、太い桁に脚を押さえつけられ、稲垣さんは生き埋めになった。駆け付けた中橋さんらが119番通報するも、電話はほとんどつながらず。「いつになるか分からん」。
内閣情報調査室では、令和6年能登半島地震について、情報収集衛星等によって必要な情報を収集しております。 この度、大規模災害時等における情報収集衛星画像に基づく加工処理画像の公開の考え方に基づき、加工処理画像(一部範囲の拡大図)を公表することといたしました。 天候不良等のため現時点で公開できる画像が限られておりますが、引き続き、所要の情報収集を行ってまいります。 (別添) 加工処理画像(一部範囲の拡大図)(PDF形式)※1 (1月5日撮像分) 石川県珠洲市(拡大範囲A)【kakudai_0105_a.pdf(約963KB)】 石川県珠洲市(拡大範囲B)【kakudai_0105_b.pdf(約731KB)】 石川県輪島市、珠洲市(拡大範囲C)【kakudai_0105_c.pdf(約810KB)】 石川県輪島市(拡大範囲D)【kakudai_0105_d.pdf(約765KB)】 石川県輪島
令和6年(2024年)1月に発生した能登地方を震源とする地震で被災された方々を支援するため、県では、日本赤十字社石川県支部及び石川県共同募金会と連携し、令和6年(2024年)1月4日(木曜日)から令和6年(2024年)12月27日(金曜日)の間、義援金を受け付けます。 1 義援金の受付状況について 被災された方々のために、全国から心温まるご厚志を賜り、心からお礼申し上げます。 皆様からのご厚志は、被災された方々にできるだけ早くお届けできるよう取り組んでまいります。 (1)義援金の集計額について 3月18日(月曜日)現在、23,042,053,211円の義援金を受付いたしました。 皆様のあたたかいご支援どうもありがとうございます。 なお、義援金の集計額は、本ページで公表します。 (2)義援金をお寄せいただいた方々 義援金をお寄せいただいた方のうち、ホームページ掲載のご希望があった方について、
1日午後4時すぎ、震度6強を観測した石川県輪島市の住宅で、地震発生時に20代の女性が撮影した映像には、揺れが急激に激しさを増していく様子が記録されています。 激しい揺れのなかで壁にかけられたカレンダーや額が大きく揺れ、たんすなどの家具や障子が次々と倒れていきます。 天井の照明は突然、電気が消え、大きく揺さぶられて部品が落下し、わずかな時間で部屋がめちゃくちゃな状態になってしまいました。 映像には揺れの大きさに悲鳴をあげる女性の声のほか、「あぶない、あぶない」とか「大丈夫か」などと声をあげる男性の声も記録されていました。 撮影した女性によりますと、直前に起きた地震の情報を記録しようとテレビの画面を撮影していたところ、さらに大きな揺れがきたため、そのまま撮影を続けたということです。 女性は年末から輪島市内の祖母の家に家族とともに帰省していて、地震のあとは、近くの老人ホームに全員で避難して一夜を
ただし「観測点の傾斜や局所的な地盤の変動を受けている可能性がある」として、今後の精査によって解析結果が変更となる可能性もある他、一部のデータが届いていないためより大きな変動が観測されている可能性もあるとしている。 関連記事 トヨタ、被災地の「通れた道」マップ公開もアクセス集中 「情報を必要としている方のみ開いて」 トヨタ自動車は、1月1日に発生した石川県能登地方を震源とする地震を受け、救援車両などの通行を支援する「通れた道マップ」を公開した。 石川県など4県で無料Wi-Fi「00000JAPAN」開設 利用には注意も 1日に石川県能登地方で発生した最大震度7の地震を受け、NTTドコモとソフトバンクは同日、公衆無線LANサービス「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)として自社Wi-Fiスポットを順次無料開放すると発表した。 NERV防災「X(旧Twitter)のAPI上限で自動投稿
1日夕方、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の大地震があり、志賀町で震度7の揺れを観測しました。 能登地方周辺ではその後も地震が相次ぎ、震度2以上の揺れを伴う地震がこれまでに70回を超えています。 気象庁は揺れの強かった地域では1週間程度、特に2、3日の間は最大震度7の揺れを伴う地震に注意してほしいと注意を呼びかけています。 目次 各市町村の震度 気象庁によりますと、1日午後4時10分ごろ、石川県能登半島で深さ16キロを震源とするマグニチュード7.6の地震が発生し、志賀町で震度7の非常に激しい揺れを観測しました。 この地震で ▽震度6強を石川県の七尾市と輪島市、珠洲市、穴水町で、 ▽震度6弱を石川県の中能登町と、能登町、新潟県長岡市で観測しました。 また▽新潟県と富山県、福井県、長野県、岐阜県で震度5強から5弱を、 ▽震度4から1の揺れを北海度から九州にかけての広い範囲で観測し
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