IT企業の集うシリコンバレーだが、サンフランシスコなどの物価は上昇を続けており、年収1000万円でも生活するのも困難な状況だという。 中略 住宅価格は100万ドルを突破 住宅問題も同様に深刻だ。住宅価格の高騰げが止まらず、サンタクララ郡では2017年5月時点で、一戸建ての中間価格が前年度から9.3%上昇して109万3000ドルになった。米Facebook本社のあるメンロパークを含むサンマテオ郡の中間価格は138万5000ドルでさらに高い。 しかも中間価格の数字は実態を表していない可能性がある。シリコンバレーでよく目にする売家には、300万ドルや500万ドルと値札が付けられている。サンフランシスコ市内でもワンベッドルームのアパートの賃貸料が、今や4000ドルを超えているのも珍しくない。現実離れした現象と言えないだろうか。 住宅問題には解決策が見当たらないため、シリコンバレーはますます勝者しか