Technics SL-1600はヴィンテージなターンテーブルです。 本記事では、その魅力を特徴やおすすめのヴィンテージ音楽機器との組み合わせなど、徹底解説します。
新開発のB・FG方式ワンチップICにより操作性や安定性を向上させたプレイヤーシステム。 世界に先駆けて開発した、B・FG(Back Electromotive Force Frequency Generator)方式のワンチップICであるAN630を搭載しています。 SL-1600に採用した、ワンチップIC(AN630)は3x2.7mm2のシリコン基板にトランジスタ、ダイオード、抵抗およびコンデンサなど、計321素子を収めた、当時のバイポーラリニアICとしては世界最大級の集積度を誇るものです。 これにより、モーター駆動部、制御部、各種付加機能をワンチップIC化し、モーターの駆動巻線の逆起電力周波数を利用したB・FG方式を構成することにより、温度特性、ドリフト特性、過渡特性を改善し、プレイヤーシステムの信頼性を向上しています。 オートメカニズムには、SL-1300のオートメカニズムを組み込ん
私が思うに、レコ屋やレコードの魅力とは、その1、ズバリ「香り」である。 お店の空気だけでなく、品ぞろえや店主の思想に、スタンス、美意識に至るまで、色んなレコ屋の「香り」が、私自身と私の部屋にも染み付いていて、それらがこれからも薄れてしまうことは無さそうだ。それは、実際によく実店舗に通ったか、通販だったかも問わないと思う。 私に染み付いた、最新の「インディ」ミュージックの香りは、大学1回生の時に初めて「新譜の店」として意識し始めた、原宿のBig Love Recordsという存在によるものだ。 3回目の来店時に撮った気がする 現行の「インディ」ミュージックと、そのカルチャーに極めて特化した、文脈的にも渋谷系の数少ない直系の生き残りといえるお店である。 大学2回生の夏、3週間ほど東京に滞在したときに、実に3回も原宿へと足を運んだが、それもまさにこの店にいくためのことだった。 𝔩𝔦𝔫𝔤
何でもインターネットで買える便利な時代に店舗を持つことの意味について考えてしまうことも多い昨今だが、リアルな店舗にこそ文化を成熟させる「因子」が隠れていると言ったら、どれだけの人が賛同してくれるだろう(少なくとも筆者はそう信じている)。 棚に並ぶ無数のレコードに秩序はあるのか。 指を止めたレコードが、「誰か」の意図した配列に導かれたものだとしたら。 少し前に『OTHER MUSIC(アザー・ミュージック)』という、ニューヨークのイースト・ヴィレッジにあった伝説的なレコード屋を題材にしたドキュメンタリー映画があった。 巨大チェーン「タワーレコード」の向かいで営みはじめた小さな街のレコード屋は、その名の通り、メインストリームの音楽に対して “それ以外の音楽” を熱心(でマニアック)なスタッフの会話やレビューを通じて紹介し、単なるレコードショップに留まることなく、世界中に新しい音楽を発信しながら
歴史的名盤であるレッド・ツェッペリンのファーストアルバムからサードアルバムまでの国内盤初版は、日本グラモフォンが製造・販売しております。 このグラモフォン盤はのちにワーナーから再発された盤とは全く価値が異なります。 今回はレッド・ツェッペリンの記念すべきファーストアルバムの日本グラモフォン盤について解説させていただきます。 国内初版の型番はSMT-1067で補充票付の帯が付属しております。 この帯付は滅多にお目にかかれません。故に非常に高価です…! ジャケットの仕様は本国盤とは違い見開き仕様となっております。 そして最大の特徴はジャケット裏のメンバーの誤表記です。 メンバーの顔と名前までは…という人には分からないですが、Jimmy Page以外は間違っております。 そして、当然ですが後のプレスでは訂正されます。 リプレスされたものは型番号もMT-1067に変更となり、帯の色もオレンジへと変
今回はいつものヘッドホンではなく、アナログレコードについての話です。 一過性だと思った世界的なアナログレコードブームがなかなか終わる気配を見せないので、今回はなぜ「レコード盤は音が良い」と言われているのか、レコードコレクターは一体何を求めているのかなどについて、ちょっと考えてみようと思います。 話を三回に分けて、(1)レコード盤自体による理由、(2)レコードプレーヤーによる音の違い、(3)ビンテージ・オリジナル盤がなぜ音が良いと言われるのか、といった感じにまとめてみます。 アナログレコード今回はレコードの音質についての話をレコードを聴いたことがない初心者向けに書いてみようと思います。よくネットでもこの手の話を目にする事がありますが、どうも「レコードの方が音が良い」という前提ありきでノスタルジーや感情論で熱弁するイメージがあるので、別の視点から考えてみようと思いました。 私自身はヘッドホンや
高音質レコードとは一体どういう定義なのかをご説明いたします。 最初に申し上げたいのは、それは明確な線引きがあるわけでもなく、アーティスト、レーベル、また、当店で、音にこだわっていると判断したものをカテゴライズしています。 また、音にこだわってというのも、いろいろな角度があります。 それは後程説明するとして、高音質レコードの楽しみ方、利点などをまずは明らかにしたいと思います。 高音質なレコードは、全国の音にこだわるレコードファンに圧倒的な支持を得ています。 金額も中古で購入した場合と比べて倍以上するものも多々あります。 では、なぜ圧倒的な支持を得ているのでしょう? これだけの価格の差があるにもかかわらず、本物を追及する音楽ファンから圧倒的な支持を得ているのは、要するに、その金額を出してでも手に入れたい何かが存在しているのに他なりません。 あなたも音楽ファンであれば、コンサートやライブに一度は
ミニコンポは一体型なものが多いですが、レコードを聴こうとするとアンプやスピーカーを別々に買う必要がありますよね。 とうぜん機器どうしの配線も自分でしないといけないので、 入力端子が多すぎてどこに何をさせばいいのかわからない……線の種類がたくさんあるけど、どう使い分けるの?「アース」ってどこにつなげばいいの? と悩む方も多いと思います。 わたしは、何回も配線したので今ではササッとできるようになりました。 でも初めてオーディオ設備を組んだときは、レコードプレーヤーのアースをどこにつなげば良いのかわからず、固まりましたね(笑) そこで今回の記事では、これからレコードを聴きたい方向けにオーディオまわりの接続の仕方をやさしく解説していきます。 この記事を読めば、アンプとスピーカーの接続は20分もあればできてしまいますよ! アンプとスピーカー、プレーヤーの接続方法 オーディオまわりの接続は、大きくわけ
たいへん申し訳ありませんが、お客様からの蓄音機修理依頼には対応しておりません ※この修理事例の内容は、弊社管理の蓄音機修理内容を開示しています ※皆様がお持の蓄音機を修理する場合、参考になればという事で掲示しております ご了承ください ビクトローラ J1-51という1935年製の国産モデルです。 この個体の不具合は ・アームの中間可動部分が固い。 ・アーム取り付け根本部分ガタが大きくサウンドボックスがターンテーブルに接触。 ・ターンテーブルマウントの木部分にペンキが塗られていて状態があまり良くない。 ・サウンドボックス取り付け部ゴムの劣化。 ・天板の突板が剥離。 という事でレストアです。 まずは本体のバラシです。 内部に木で作られていますラッパが見えています。 回転機構部分は特に問題無い様ですので、低速ギア部分にはスプレーグリスを。 (※摺動抵抗の少ないシリコンスプレーグリスが良いと思われ
いろいろ考えられるのですが箇条書きにしてみますね。 1、ゼンマイの巻き具合が足りない。 ゼンマイが本来の強度を保っているなら完全に緩んだ状態から だいたい40回ぐらいは巻けると思います。 ハンドルにそれなりの手応えを感じるぐらいまで巻いてみてください。 2、レコード盤自体が摩耗している。 レコードの盤面が白くなっているいるような盤は光沢が残っているような きれいなレコードと比べて針先との摩擦抵抗が大きくなってしまい トルクが弱い蓄音機やゼンマイの巻きが不十分な状態だと針を乗せても すぐに止まってしまいます。レコード盤の状態を確かめてみてください。 3、針が摩耗している。 これも摩擦抵抗が大きくなり、トルクが弱まる原因です。 蓄音機用の鉄針は1曲で1本です。 次の曲を聞く前に必ず針を交換してください。 4、メカ部分のグリスの固着。 ゼンマイが収められている缶詰のような缶(香箱といいます)の内
ニューエイジ、イタリアの前衛音楽、アニメ系などのコレクション 何度か断捨離していたり、新たな収集物のために毎月レコードを手放したりと、ここ10年くらい自転車操業ですが、新譜旧譜問わず毎月数百枚のレコードやCD、カセットなどを買ったりしています。 近年再評価されている日本のアンビエントや環境音楽。 今は少数精鋭のセレクトで、3000枚いかないくらいのコレクションになっています。ニューエイジや日本のアンビエント、イタリアの前衛音楽、オブスキュアなアニメ系はいいコレクションを持っていると思います。 次のレコードを買うために、多分今まで買ったレコードの8割近くは売ったはずです。京都の三条あたりにあるレコード屋数店だけで、数千枚は売ったんじゃないでしょうか。一時期あのエリアの某店の実験音楽の棚とテクノの棚は僕の売ったもので埋まっていました。もちろん、この大学時代に買った量もエグかったですね。 毎週2
投稿日 2020-09-26 更新日 2020-11-06 Author 柴崎祐二 MUSIC 観察する “LOST JAPANESE MOOD”をテーマに楽曲制作を行う冥丁。今まで謎が多かった彼の経歴や時代感覚、自身の音楽ジャンルへの考えについて話を聞いた。 photography Yuri Nanasaki 2018年に突如リリースされた1stアルバム『怪談』が『ピッチフォーク』の2018 年度「ベスト・エクスペリメンタル・アルバム」の 1枚に選出され、翌年発表の2ndアルバム『小町』も、国内外のリスナーや批評家から高い評価を得るなど、現在のアンビエント/エレクトロニック・ミュージック・シーンにおいて最も熱い注目を集めるアーティストの1人である、冥丁。 “LOST JAPANESE MOOD”という特異なコンセプトを掲げ奏でられるその音は、ここ日本のリスナーにとってはどこか集団的記憶の
アナログレコードを「ヒューマンなニュアンス」あるいは「ぬくもりのある音」といった風に称揚する言説は、CDが音楽生成記録メディアの主役についた90年代以降、繰り返し反復されてきた。 昨今の「アナログブーム」において、こうした言説は更に一般化したようにも見られる。 この文脈でCD音質が批判される際の主要な論旨は、CDの周波数/ビット数(44.1kHz/16bit)規格におけるオリジナル音源の再現性の問題に由来している。16bitとは、2の16乗段階で音量差を制御していることを指し、44.1kHzとは、そのくらいの高い音まで記録再生可能、ということを指す。これらは人間の認識能力のリミットを超えて設定された数値であり、理論上はCD音源と自然音を聞き分けることは困難だとされてきた。しかし、当然ながら生楽器の音や自然音は(=アナログ音源)はそうした制限(デジタルでの再現性)が捨象する領域を有しており、
#stayhome 家ごもりを楽しもう! ルーミーは「おうち時間」を快適に過ごす おすすめアイテムやノウハウをシェアしています。 家で掃除をしていたら、なつかしいレコード盤を発見。 そこでステイホーム期間をもっと充実させるべく、お手頃なレコードプレーヤーを導入してみました。 エントリー層向けの親切設計 今回、僕が選んだのはaudio-technicaの「AT-LP60X」というエントリー層向けのレコードプレーヤー。 Amazonで12,000円ほどで購入できました。 操作は初心者でも使いやすい、フルオート式。 聴きたいアナログ盤を回転台にセットしてスタートボタンを押すと、 自動的に針のついたアームが移動して、1曲目から再生が始まります。 停止したいときはストップボタンを押せば、針が上がりアームが元の位置まで戻ってくれるんです。 久しぶりのレコードなので、針でアナログ盤を傷つけてしまわないか
54年の中古買取実績を持つディスクユニオンが、中古カルチャーのおもしろさを伝えるフリーマガジン『音盤同盟』を創刊。創刊号が6月26日(土)に発行されます。B5判・フルカラー全24ページで、ディスクユニオン / オーディオユニオンの店頭で配布されるほか、オンラインショップより発送、電子版の公開も予定しています。 『音盤同盟』は、「1.CDやレコードだけでなく映像ソフト / カセット / 音楽本など音楽にまつわる中古カルチャー全般をカバー」「2.アーティストの買取体験や中古異業種へのインタビューなど10以上の記事で知る中古カルチャーの楽しさ」「3.コレクター訪問や当社ベテランバイヤーによるコラムなどマニアも楽しめる充実の内容」を特徴に、3兆円を突破した国内のリユース市場に焦点をあわせた内容。創刊号には、紙ジャケ探検隊 「続々・紙ジャケのすすめ」、ユニオンバイヤーが行く!音楽コレクション観光、C
こんばんは。 前回の続きです。 mata1.hatenablog.com カートリッジを交換してから、数日後。 師匠がまた何やら機材を持って遊びに来てくれました。 持ってきた機材というのはこんなの。 オシロスコープ。 いや、オシロスコープってターンテーブルの検査にも使うものだったのですね。 これをカートリッジに繋いで、例のシステムチェック用のレコードを鳴らしながら、音の分離やら、高い周波数の音がどこまで出てるか とか、なにやら色々とチェックしていました。 その都度説明はしてもらいましたが、概要は分かったものの、人に説明できるほどには覚えてないです。(師匠も夢中になって楽しんでいた様で、時々私の存在を忘れてるみたいでもあったし、、、) 結果としては、カートリッジから出ている音には問題は無い という事でした。 (ターンテーブル勉強会(と言っても、彼のお家に私が押し掛けているだけ)での師匠の説明
USTAD ABDUL WAHID KHAN の唯一の録音『Ustad Abdul Wahid Khan』が42年ぶりに再発 (ブート?) です。500枚限定 (ナンバリング入り) でアナログ再発。PRAN NATH は弟子であり、La Monte Young は孫弟子にあたるという、その影響力の範囲は計り知れない、北インド古典音楽キラナ・ガラナ (流派) の巨匠が残した、3曲の音源を収録。 USTAD ABDUL WAHID KHAN は、他の歌手による模倣を避けるために公演の録音を禁止していましたが、USTAD ABDUL WAHID KHAN が亡くなる2年前の1947年に、ラジオ放送のために秘密裏に録音されたこの3曲だけが生き残り、ここに収められています。北インド古典音楽を理解するための重要なドキュメントです。 USTAD ABDUL WAHID KHAN の生徒 PANDIT P
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く