サッカーの女子ワールドカップ(W杯)は6月7日にフランスで開幕する。女子の日本代表「なでしこジャパン」に、マイナビ仙台レディースからはDF市瀬菜々(21)が唯一、選出された。市瀬は宮城・常盤木学園2年時の14年にU-17W杯で優勝、16年のU-20W杯では銅メダルを獲得するなど、その年代のトップ選手として活躍してきた。当時から高倉麻子監督(50)の元で経験を積み、着実に力をつけてこの大舞台へたどり着いた。チームはすでにフランスに入って調整を行い、6月10日(日本時間11日)アルゼンチンとの予選リーグ初戦を迎える。 ◇ ◇ ◇ フランス出発前のリーグ最終戦となった新潟戦(19日)終了後、仙台サポーターから市瀬コールが沸き起こった。戸惑い気味の表情で向かうと、寄せ書き入りの日の丸を贈られた。「目指せ世界イチ!」「世界のFWをシャットアウトしてきてください!」「イチ、フランスで輝け!」。