ロシアに侵攻されたウクライナの歴史に目をこらせば、強大なロシア「帝国」の復活を目指すプーチン大統領の宿願と、大国が衝突する境界地帯という姿が見えてくる。近現代ロシア史が専門の池田嘉郎・東京大准教授に聞いた。=文末に用語解説とブックガイドを掲載しています。宰相ストルイピンの強権手法なぞるかつてロシア帝国では20世紀に入るまで、ロシア人、ウクライナ人、ベラルーシ人をはっきり区別していなかった。ウ
岸田文雄首相が政策決定の仕組みを変更しようと模索している。第2次安倍政権以来の「政高党低」とも呼ばれた首相官邸主導を変えて、与党の関与を増やす狙いだ。経済対策や2022年度予算案の編成が試金石になるものの、混乱も生じている。「全国会議員が参加できる形で議論している。一部の人間が強引に押しつけたというのはあたらない」。首相は19日、内閣記者会とのインタビューで力説した。念頭には同日に決めた経済
岸田文雄内閣が4日、発足した。首相は閣僚や自民党執行部の人事で党総裁選への論功行賞をする一方、若手も登用した。安倍晋三元首相、麻生太郎氏、甘利明幹事長の「3A」の影響力が強く働いた人事と受け止められているが、内実は異なる。安倍氏は不満を漏らしており、3氏と岸田氏の間に出た不協和音は政権運営に響きかねない。「正直、不愉快だ」。安倍氏は閣僚人事の全容が固まると周辺につぶやいたという。最大派閥・細田
新型コロナウイルスの発生源を解明する試みとして、これまで世間の目にほとんど触れることのなかった科学的研究の一手法が世界中から注目を集めている。それが「機能獲得(GOF)実験」だ。ウイルスの挙動やワクチン耐性のメカニズムを理解するために病原体の遺伝子を操作して機能を付加し、感染力がどう高まるかなどを研究する。これには病原体が流出したりパンデミック(世界的流行)を引き起こしたりするリスクが高いとの
【パリ=白石透冴】フランスのマクロン大統領は8日、仏エリート養成校の最高峰である国立行政学院(ENA)を廃止すると発表した。一握りの秀才が国を動かしているとの批判をかわすため、2019年に方針を発表していた。代わりにより開かれた養成校「公共サービス機関」をつくるという。仏メディアによると、廃止は22年。マクロン氏は省庁幹部らとのビデオ会議で「官僚を教育する方法を大胆に変えなければいけない。より
【モスクワ=石川陽平】ロシア司法当局に身柄を拘束された反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏がプーチン政権との対決姿勢を鮮明にしている。19日に「プーチンのための宮殿」と題した暴露記事を公表したのに加え、23日にはナワリヌイ氏が率いる団体が抗議集会を開く。国の内外で同氏の動向に注目が集まる中、政権への揺さぶりを強めている。「プーチンのための宮殿」は、ナワリヌイ氏が特設のインターネットサイトなど
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