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ブックマーク / blog.tokumaru.org (15)

  • 正規表現によるバリデーションでは ^ と $ ではなく \A と \z を使おう

    正規表現によるバリデーション等で、完全一致を示す目的で ^ と $ を用いる方法が一般的ですが、正しくは \A と \z を用いる必要があります。Rubyの場合 ^ と $ を使って完全一致のバリデーションを行うと脆弱性が入りやすいワナとなります。PerlPHPの場合は、Ruby程ではありませんが不具合が生じるので \A と \z を使うようにしましょう。 はじめに 大垣さんのブログエントリ「PHPer向け、Ruby/Railsの落とし穴」には、Rubyの落とし穴として、完全一致検索の指定として、正規表現の ^ と $ を指定する例が、Ruby on Rails Security Guideからの引用として紹介されています。以下の正規表現は、XSS対策として、httpスキームあるいはhttpsスキームのURLのみを許可する正規表現のつもりです。 /^https?:\/\/[^\n]+$/

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    kuracom 2021/10/27
    気をつける
  • 徳丸浩の日記: SSRF(Server Side Request Forgery)徹底入門

    SSRF(Server Side Request Forgery)という脆弱性ないし攻撃手法が最近注目されています。以下は、ここ3ヶ月にSSRFについて言及された記事です。 EC2上のAWS CLIで使われている169.254について SSRF脆弱性を利用したGCE/GKEインスタンスへの攻撃例 SSRFを利用したメール送信ドメインの乗っ取り 「CODE BLUE 2018」参加レポート(岩間編) この「空前のSSRFブーム」に便乗して、SSRFという攻撃手法および脆弱性について説明します。 SSRF攻撃とは SSRF攻撃とは、攻撃者から直接到達できないサーバーに対する攻撃手法の一種です。下図にSSRF攻撃の様子を示します。 攻撃者からは、公開サーバー(203.0.113.2)にはアクセスできますが、内部のサーバー(192.168.0.5)はファイアウォールで隔離されているため外部から直接

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    kuracom 2018/12/05
  • 徳丸浩の日記: 問題:間違ったCSRF対策~中級編~

    この記事は「問題:間違ったCSRF対策~初級編~」の続編です。前回同様、この記事では問題のみを出し、想定解答は後日公開することにします。ネタバレとなるブックマークコメントやツイートなどは控えていただけると幸いです(「思いのほか簡単だった」など感想は可)。ブログ記事等に解説記事を書くことは歓迎いたします。 この問題が果たして「中級」なのかについては異論があると思います。きわめて易しいと思う人もいれば、きわめて難しいと思う人も多いと思います。中をとって中級としましたが、現実には難し目かと思います。 今回の問題は、前回(初級編)のトークンチェック部分(chgmail.php内)のみを変更したものです。まずは変更箇所を説明します。 前回のおさらい if ($_POST['token'] !== $_SESSION['token']) { // ワンタイムトークン確認 die('正規の画面からご使用

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    kuracom 2018/11/12
    セッションとPOST両方入っててもチェック抜ける例
  • PHPMailerの脆弱性CVE-2016-10033はExim4やWordPress4.6でも影響があった

    エグゼクティブサマリ PHPMailerのリモートコード実行脆弱性CVE-2016-10033は、従来MTAとしてsendmailを用いる場合のみ影響があるとされていた。また、WordPressPHPMailerをバンドルしているが、CVE-2016-10033によるWordPressに対するリモートコード実行攻撃はできないとされていた。しかし、MTAとしてExim4を用いる場合には、PHPMailer単体およびWordPress 4.6からのリモートコード実行が可能であることがわかったので報告する。 はじめに 昨年末に話題となったPHPMailerのリモートコード実行脆弱性CVE-2016-10033ですが、当初公表されていたPoCがsendmailコマンドの -X オプションを用いたものであったため、-X オプションのないMTA(postfix, qmail, exim4等)は直ちに

  • teratailに投稿されたメールフォームにCSRF脆弱性が残存した理由 | 徳丸浩の日記

    teratailに以下のような投稿がありました。 PHPでメールフォームを作成したので、脆弱性がないかアドバイスいただけないでしょうか。 エンジニアでもなければ、PHPもろくに書けない雑魚ですが、「php メールフォーム 作り方」でググって表示されるサイトを見ると、「んんんんん???」と思うところがあります。 これらを参考にしたり、コピペする方は、記述されているコードの良し悪しは判断できないかと思います。 そのような方々が参考にできるメールフォームを作りたいという思いで、調べて作りました。 周りに書いたコードを確認してもらえる人もいないので、皆様からのアドバイスがほしいです((_ _ (´ω` )ペコ 【PHP】作成したメールフォームに脆弱性がないか、アドバイスもらえないでしょうかより引用 どれどれ…と確認すると、トークンのチェックが入っているにも関わらずクロスサイト・リクエストフォージ

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    kuracom 2017/04/11
    例の質問の詳しい解説
  • WordPress 4.7.1 の権限昇格脆弱性について検証した

    エグゼクティブサマリ WordPress 4.7と4.7.1のREST APIに、認証を回避してコンテンツを書き換えられる脆弱性が存在する。攻撃は極めて容易で、その影響は任意コンテンツの書き換えであるため、重大な結果を及ぼす。対策はWordPressの最新版にバージョンアップすることである。 稿では、脆弱性混入の原因について報告する。 はじめに WordPress体に久しぶりに重大な脆弱性が見つかったと発表されました。 こんな風に書くと、WordPressの脆弱性なんてしょっちゅう見つかっているという意見もありそうですが、能動的かつ認証なしに、侵入できる脆弱性はここ数年出ていないように思います。そういうクラスのものが久しぶりに見つかったということですね。 WordPress、更新版で深刻な脆弱性を修正 安全確保のため情報公開を先送り Make WordPress Core Conten

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    kuracom 2017/02/06
  • PHPのunserialize関数に外部由来の値を処理させると脆弱性の原因になる

    既にいくつかの記事で指摘がありますが、PHPのunserialize関数に外部由来の値を処理させると脆弱性の原因になります。 しかし、ブログ記事等を見ていると、外部由来の値をunserialize関数に処理させているケースが多くあります。 ユースケースの一例としては、「複数の値をクッキーにセットする方法」として用いる場合です。 PHP クッキーに複数の値を一括登録する方法という記事では、以下の方法で複数の値をクッキーにセットしています。 $status = array( "height" => 167, "weight" => 50, "sight" => 1.2 ); setcookie("status", serialize($status)); クッキーの受け取り側は以下のコードです。 print_r(unserialize($_COOKIE['status'])); 出力結果は以下

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    kuracom 2015/07/15
    「serialize/unserializeの代わりに、implode/explodeやjson_encode/json_decodeを用いる」
  • CMS四天王のバリデーション状況を調査したところ意外な結果になった

    バリデーションでSQLインジェクション攻撃をブロックしないCMSが多い ログインIDにおける典型的なSQLインジェクション攻撃として、'OR 1=1# をバリデーションがブロックするかどうかを確認しました。ログインIDとして許容される文字を見る限り、WordPress、Joomla、Drupalはブロックしそうですが、結果は下記の通りです。 WordPress: ブロックしない Joomla: ブロックする Drupal: ブロックしない MovableType: ブロックしない ということで、意外なことに、バリデーションでSQLインジェクション攻撃を止めるのはJoomlaのみという結果でした。 ログインIDにヌルバイトや改行が使えるCMSがある テストをしていてもっともびっくりしたことの一つがこれです。JoomlaとMovableTypeはヌルバイトや改行など制御文字がログインIDとして

  • 嵐のコンサートがあるとダブルブッキングしてしまうホテル予約システムを作ってみた

    今年の5月1日に、仙台市内のホテルで多重予約のトラブルが発生したと報道されています。 部屋数203室の仙台市のビジネスホテルで、9月18~23日の宿泊予約を数千件受け付けるトラブルがあった。アイドルグループ「嵐」のライブが宮城県内で開催される期間だった。インターネットでの申し込みが殺到し、システム障害が起きたとみられるという。 トラブルがあったのは、仙台市泉区の「ホテルルートイン仙台泉インター」。ホテルなどによると、9月19、20、22、23日に宮城スタジアム(宮城県利府町)で嵐がライブを開くことが明らかになった後の5月1日午前5時ごろ、ネットを使った予約申し込みが殺到していることに気づいたという。 203室のホテルなのに「予約」数千件 嵐公演で殺到か:朝日新聞デジタル より引用 5月1日の朝に何があったのか調べてみると、この日の早朝にテレビや新聞でコンサートの情報が流れたようですね。 お

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    kuracom 2015/05/07
  • 「10日でおぼえるPHP入門教室 第4版」はセキュリティ面で高評価

    弊社社の麻布十番移転に伴い、社近くの麻布図書館を利用しています。麻布図書館は土地柄のイメージにあう瀟洒な建物で、蔵書がない場合は港区の他の図書館から取り寄せ(無料です)ができますので、よく利用しています。今回は、山田祥寛さんの「10日でおぼえるPHP入門教室 第4版 」を借りて読んでみました。一読して、書がセキュリティにもよく配慮されていることがわかりましたので、以下にご紹介したいと思います。 クロスサイトスクリプティング(XSS) 表示の際にHTMLエスケープするという原則を忠実に守っています。そのため、下記の e() という関数を定義して呼び出しています。 function e($str, $charset = 'UTF-8') { return htmlspecialchars($str, ENT_QUOTES, $charset); } その他にもXSS対策として重要な下記の

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    kuracom 2015/04/25
  • キャッシュ制御不備の脆弱性にご用心

    古い書籍に掲載されたPHP記述の掲示板ソフトを動かしていると、ログアウト処理がうまく動作していないことに気がつきました。チェックの方法ですが、ログアウト処理の脆弱性検査の簡単なものは、「安全なウェブサイトの作り方」別冊の「ウェブ健康診断仕様」に記載されています。 (J)認証 ログアウト機能はあるか、適切に実装されているか ログアウト機能がない、あるいはログアウト後「戻る」ボタンでセッションを再開できる場合 この仕様書にある通り、『ログアウト後「戻る」ボタンでセッションを再開できる』状態でした。 おそらくセッション破棄がきちんと書かれていないのだろうと思いログアウト部分のソースを見ると、以下の様な処理内容でした(オリジナルからはリライトしています)。 <?php // logout.php require_once('common.php'); // 共通の設定・処理 session_sta

  • SQLインジェクション対策もれの責任を開発会社に問う判決

    ポイントは下記の通りです。 X社(原告)はセキュリティ対策について特に指示はしていなかった 損害賠償について個別契約に定める契約金額の範囲内とする損害賠償責任制限があった 当初システムはカード決済を外部委託し直接カード情報を扱っていなかった X社が「カード会社毎の決済金額を知りたい」とY社に依頼をして、その結果カード情報をいったんDBに保存する仕様となった(2010年1月29日) X社からの問い合わせに対してY社は、カード情報を保持しない方式に変更することが可能で、そのほうが安全となり、費用は20万円程度である旨を伝えた(2010年9月27日)が、その後X社は改良の指示をしなかった 以下の脆弱性その他が認められた システム管理機能のIDとパスワードが admin/password であった 個人情報が記載されたお問い合わせログファイルの閲覧が可能(ディレクトリリスティングと意図しないファイ

  • パスワード定期的変更の効能について徳丸さんに聞いてみた

    高橋: こんにちは、高橋です。今日は徳丸さんをお招きして、今話題のパスワードの定期的変更について、当のところ効果がないのか、その効能についてご説明いただきます。徳丸さん、よろしくお願いします。 徳丸: 徳丸です。いつもはパスワードの定期的変更にはあまり意味がないと主張していますが、今日はパスワードの定期的変更を擁護する立場なんですね。面白そうです。よろしくお願いします。 高橋: まず問題の整理についてです。IPAより9月3日に『「ID・パスワードのセキュリティ対策促進に関する広告等業務」 係る企画競争 』の仕様書(PDF)が公開されました。その仕様書中の行動喚起を促す対策事例の一つに「ID・パスワードは定期的に変更する」 があったので、セキュリティクラスタが騒ぎ出し、その結果かどうかは分かりませんが、9月9日に同仕様書が改定され、パスワードの定期的変更は対策例から削除されました。一連の議

  • MACHIDA.KANAGAWA.JPはなぜ「まぎらわしい」のか

    私は検証用にいくつかのドメイン名を登録していますが、そのうちの一つが「発掘」され、世間をお騒がせすることになってしまいました。 このページのページビューは、8月16日(金) 9:00現在で、31438となっています。ずいぶんよく参照されています。ちなみに、「物の」町田市のホームページは下記の通りです。 しかし、上記のような主張はいままでにもあったし、今更二番煎じのこのネタが、上記のような簡素な内容で話題になる理由としては、やはり MACHIDA.KANAGAWA.JPというドメイン名にあるのでしょう。これは「都道府県型JPドメイン名」というもので、「日国内に住所を持つ個人・組織であれば、いくつでも登録ができます」(こちらより引用)。 では、どうして紛らわしいドメイン名が登録できるかという理由を説明します。 都道府県型JPドメイン名ができる前に地域型JPドメイン名というものがあり、多くの

    MACHIDA.KANAGAWA.JPはなぜ「まぎらわしい」のか
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    kuracom 2013/08/16
    lg.jpに統合した方がいい。地域型ドメインが始まった頃、city.fujisawa.kanagawa.jp が事業団で使われてた事もあったし。
  • 自己流のSQLインジェクション対策は危険

    HTMLエスケープの対象となる < > & " の4文字は、文字実体参照に変換された後、preg_replace関数でセミコロンを削除してしまうので、中途半端な妙な文字化けになりそうです。 一般的な原則としては、データベースにはHTMLの形ではなくプレーンテキストの形で保存しておき、HTMLとして表示する直前にHTMLエスケープする方法で統一することで、上記のような文字化けやエスケープ漏れをなくすことがよいでしょう。 脆弱性はないのか このsanitize関数に脆弱性はないでしょうか。上表のように、バックスラッシュ(円記号)を素通ししているので、MySQLや、設定によってはPostgreSQLの場合に、問題が生じそうです。以下、それを説明します。以下の説明では、MySQLを使う想定とします。 以下のように、ログイン処理を想定したSQL文組立があったとします。 $sql = sprintf(

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    kuracom 2013/02/24
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