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ブックマーク / machida77.hatenadiary.jp (6)

  • 鎌も使うウクライナの女性格闘技団体 - 火薬と鋼

    数年前にウクライナの女性格闘技団体の記事を見た。 女性運動家の活動として女性向けに格闘技を教えている団体があるという内容だった(19世紀イギリスで女性参政権運動家が柔術を教えていたという話*1を連想するが、色々と違う)。その成り立ちや目的についてはUkraine's Asgarda: Reinventing the Amazon Warrior Women | Public Radio Internationalに詳しい。 この団体の名前をアスガード(アスガルド)と言い、コサック武術(ウクライナ武術ボーイヴォイ・ホパーク - 火薬と鋼で紹介したもの)を教えている。この団体を扱った記事にはサーベルや斧、棒といった東欧やロシアでよく使われる武器の画像があり、その中にソ連国旗にあるような鎌も含まれていた。 Asgarda | PLANET°より どのような技術で鎌を使うのか気になっていたのだが、

    鎌も使うウクライナの女性格闘技団体 - 火薬と鋼
    lone-dog
    lone-dog 2014/10/22
  • トンファー型警棒の進化と特殊化 - 火薬と鋼

    トンファー型警棒というものがある。沖縄空手(琉球古武術)の武器として知られるトンファーと同様の形状をした警棒で、サイド・ハンドル・バトンとも呼ばれる。1970年代にアメリカで生まれ、多くの警察、警備会社によって使われた。映画に出てくることも多く、『ターミネーター2』(1991年)や『ザ・レイド』(2011年)にも登場した。 今回はこのトンファー型警棒の進化の系譜について紹介していきたい。なお、製品の画像は全て公式サイト、カタログまたはパテントの画像から必要な部分を切り出した。 PR-24 トンファー型警棒の誕生 1971年、アメリカのロン・アンダーソンという警察官がある事件で犯人の攻撃を通常の警棒で防御しようとして怪我をし、病院でトンファーの使用を思いついたという。 その後、ロン・アンダーソンは警棒メーカーのモナドノック社とコンタクトを取り、最終的に1974年にトンファー型警棒PR-24が

    トンファー型警棒の進化と特殊化 - 火薬と鋼
  • 漫画の中のロシア武術システマ 第1回『アクメツ』 - 火薬と鋼

    ロシアの格闘技であるシステマは、これまでいくつかの漫画に登場している。 これから不定期にそうしたシステマが登場する漫画を紹介し、その描写にシステマ練習者として解説・批評を加えていきたい。ストーリーにも触れるため、ネタバレもある。 第一回は『アクメツ』(田畑由秋脚、余湖裕輝作画、秋田書店)について書いてみる。 アクメツ 16 (少年チャンピオン・コミックス) 作者:田畑 由秋発売日: 2005/12/08メディア: コミック今回引用した画像は全てこの16巻からとった。余白を詰め、記事と関係ないコマを白く加工したため、実際のコミックのページとは見え方が違う点を了承してほしい。 システマが登場するまでの『アクメツ』の話の流れ 『アクメツ』は、『週刊少年チャンピオン』で2002年43号より2006年17号まで連載された漫画だ。舞台は現代日で、実在の人物をモデルにしたキャラクターも登場する。 あ

    漫画の中のロシア武術システマ 第1回『アクメツ』 - 火薬と鋼
  • 第一次世界大戦と軍隊格闘技 - 火薬と鋼

    第一次世界大戦は、それまでの戦争とは異なる戦術を生み出した。この変化は、白兵戦や徒手格闘といった軍隊格闘技にも影響を与えている。 今回は、第一次大戦前後の白兵戦における武器術も含めた軍隊格闘技、近接格闘の話を書いてみたい。 第一次大戦前・銃剣と軍刀 19世紀後半から20世紀初頭にかけて、軍における格闘技というのは基的に軽視されていた。 戦争はほとんど砲と銃で戦う時代であり、この時代の近接戦闘と言えば主に騎兵が使う軍刀(サーベル)と、歩兵がライフルに装着(着剣)して槍のように使う銃剣で戦うことだった。特に後者は、多くの歩兵が使うため訓練している軍が多かった。 例えばアメリカでは、1852年に米軍初の格闘マニュアル*1が公刊されているが、これはジョージ・マクレラン(wikipedia:ジョージ・マクラレン)がフランスの銃剣術マニュアルを翻訳したものだ。この時代の銃剣術は、フェンシングの技術

    第一次世界大戦と軍隊格闘技 - 火薬と鋼
  • 知らないようで知っているようでやはり知らないロープでの戦い方 - 火薬と鋼

    多くの人は、実はロープを使って戦うことを無自覚に知っているが、詳しくは知らない。ちょうどロープ・ファイティングについて書かれた絶版を入手したので、ロープを使う戦闘技術について解説してみよう。 知らないようで意外と見ているロープ・ファイティング 多くのサスペンス物やアクション物の世界で、ロープあるいはワイヤーやチェーンのような道具は武器として使われてきた。例えば映画「ブラックホーク・ダウン」でも米軍兵士がこっそり敵を始末するのにこの手の道具を用いている。あるいは犯罪を描いた作品でもその手のシーンが出てくる。誰もが一度ならずフィクションの世界で武器としてロープが使われた場面を目にしているはずだ。 フィクションの世界では一方的な絞殺というどこか後ろ暗い部分ばかり登場するが、実際のロープ・ファイティングには相手の攻撃に対する防御や捕縛・制圧を含めた多様な技法が存在する。こうしたロープを使った戦闘

    知らないようで知っているようでやはり知らないロープでの戦い方 - 火薬と鋼
  • 実用品としてのリボルバーの現在 - 火薬と鋼

    http://bipblog.com/archives/3385874.html こんなまとめがあった。ある程度知識がある人には心底どうでもいいレベルの掛け合いなので、あえて読まないほうがよい。 このブログではリボルバーについてまとめて書いたことはなかったので、実用品としてのリボルバーについて解説してみよう。フィクションで銃を扱っている人にも何かの参考になるはずだ。マニアには既知の話ばかりなので退屈かもしれない。 リボルバーの長所から見る実用性 リボルバーの長所には以下のようなものがある。 (1) 動作不良を起こしにくい リボルバーは、弾詰まりやスライドの閉鎖不良などのトラブルが起きない。 また、仮に弾の不発があってもトリガーをもう一度引けば(普通のダブルアクションのリボルバー)なら、次の弾を撃つことができる。オートのようにリカバリーに手間取ることもない。 これが最大のメリットである。ただ

    実用品としてのリボルバーの現在 - 火薬と鋼
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