そして、デイリーポータルZはPV向上を第一の目的にしていないという。1日に公開する記事3本のうち、1本は読む前からおもしろいことがわかるバズ狙いの記事。あとの2本は読んでみればおもしろいリピーター向けの記事だ。 PVにこだわらない理由は、収益構造にある。デイリーポータルZはB2Bの記事広告が収益の6割を占めるため、PV数で稼ぐ必要がなく、独自性を打ち出すことの方を重視しているのだという。そして、PVがライターの原稿料に影響することもない。「モチベーションを下げないよう、PVを気にせず書きたいものを書いてもらっている」と林氏は語った。 20万UU以上の記事からバズる記事の共通点を探しだす本セミナーで林氏は、2010年以降の記事のうち、20万UU以上のアクセスがあった記事をピックアップし、その傾向を分析した。すると、特にここ最近の流行り傾向を踏まえて、次のキーワードがうかびあがった。 高カロリ
検索エンジンに評価され、なおかつ訪問者の購入率を高めるようなコンテンツ制作をするには、作り手は何を意識すべきか。 「ウェブ解析士会議2018」では、株式会社ウェブライダー 代表取締役の松尾茂起氏が登壇し、「検索集客を意識し、訪問者の行動を促す、Webコンテンツ制作の極意」という講演を行った。 SEOを実現するためには、検索エンジンだけを見るのではなく、その先にあるユーザーの悩みを解決することが重要だと松尾氏は説く。そのうえで、ウェブライダーが制作するコンテンツが検索上位に表示されるノウハウを披露した。撮影:イイダマサユキ 検索エンジンに人生を救われた男のSEOのノウハウ「検索エンジンに人生を救われた」と話す松尾氏は、ウェブライダーという会社を立ち上げ、さまざまなコンテンツを検索エンジンで上位表示させてきた。 たとえば、最近では、ワインのメディア『美味しいワイン』を2017年4月4日に立ち上
今日は、マーケティングや企画に携わる社会人なら知っておきたい、というよりは、知らないと恥ずかしい、無料で利用できる公的統計データのポータルサイト「e-Stat」の情報と、新しい統計データが自動的に飛んでくる「統計メールニュース」の情報をお届けします。 すでに6月も下旬。新入社員の方も配属部署が決まってバリバリ働いていることだと思います。 マーケティングや企画の仕事をする人にとって、調査データというのは大切なもの。 ネット上で発表される「○○のサービスのユーザー数が○○万人」なんて調査データ、みんな好きですよね。Googleトレンドのような検索ボリュームの情報や、どのブラウザがどれぐらい使われているかといった調査データも人気です。 どれも無料で入手できるデータですが、実は税金でちゃんとした手法でつくられている、質の高い調査データというのが、あるのです。 それが、政府の出している統計データ。
メルマガ配信停止ユーザーが無視できないぐらい増えたときに、その原因を探り、メルマガやサイトを改善するためのヒントを得たいWeb解析で重要なのは、計数評価という反省を次の施策に生かすことだ。反省には2つの方向性がある。 1つは、成功要因を探って、それを拡大、横展開していくこと。1つは、失敗に学び、同じ過ちを繰り返さず、できれば改善のヒントを得るようにすること。今回は、メールマガジン(メルマガ)に関して、その失敗から学ぶ方法の1つの取り組みを紹介する。 eコマースサイトでもメディアサイトでもB2Bサイトでも、その会社(サイト)が発行しているメルマガは重要なマーケティングツールだ。潜在顧客を顧客化するためのツールになるし、また、既存顧客をロイヤルカスタマー(お得意様)にするためのツールにもなる。 いずれにしても、メルマガに登録してくれている顧客とは、継続的な接点を持つことができるため、サイト側と
フォームの送信ボタンをクリックしたとき、エラーが表示されたらガッカリしてしまいますよね。そうしたことが原因の「ガッカリ離脱」を防ぐために、エラーがない状態になるようにユーザーを導き、確認画面、完了画面に進んでもらうことが、完了率アップには極めて重要です。今回は、入力項目ごとに、ユーザーが入力した内容がフォームの求める形式になっているようにするための改善ポイントをご紹介します。 この記事では、入力フォームを改善して入力完了率を上げる!エントリーフォーム最適化15か条の【第7条】「入力エラーをリアルタイムで伝えるべし」をご紹介します。リンクをクリックするとこの記事下のまとめに飛びます。 「ガッカリ離脱」を未然に防いで、入力完了率アップをしようエントリーフォームにひと通り入力を終えて「確認/完了ページ」へ進もうとしたのに、エラーメッセージがでてガッカリした経験はありませんか? ガッカリしたユーザ
UX(ユーザー体験)のタッチポイントを良くすることを考えるだけでなく、戦略、ビジョンに落とし込んで活用する方がいい(山崎氏)。 山崎氏がユーザーエクスペリエンスに触れたきっかけは、IBM時代のパソコンだった。製品についてさまざまな調査をした結果、「使いやすい」「プロダクトもいい」と評判が良かった。しかし、売れない。競合製品の方が売れていく。 IBMの製品自体は良く、お客さまからの評判も良いのに、なぜ売れないのか。「売れない理由をユーザー体験で考えてみよう」ということで、ユーザー体験を「購入前の検討段階」「購入する」「購入後に使う」「使った後のサービス」というユーザーと商品の関わり合いを時間軸で捉え、「どこの接点で何が違うのか」「ユーザーの満足度がどのように違うのか」を競合と比較した。 比較した結果、「製品は良いものだが買いにくい」「買った後のサービスがお客さまにとって満足いくものではなかっ
カスタマージャーニーマップを使う3つのメリット顧客体験の分析にカスタマージャーニーマップを使うメリットとして、次の3つが挙げられます。 視野が広がるWeb担当者が考える施策は、PCやモバイルなどの媒体に視線が向きがちです。しかし、顧客の行動文脈から施策を考えるようにすると、もっと広い視野で施策を検討できるようになります。PCやモバイルだけにとどまらないリアルとの連携や、普段はあまり思いつかないような施策の立案が可能になります。 複雑なデータが直感的に把握できる顧客の体験は、「目的」「行動」「タッチポイント」「思考・感情」など、さまざまな要素の集合として構成されています。これらのすべてを把握することは非常に困難ですが、カスタマージャーニーマップを活用することで全体を見渡せるシンプルな形に整理できます。 施策立案が考えやすくなるカスタマージャーニーマップは、顧客の体験の中でも特に「行動と媒体」
コンテンツマーケティングの施策がよく失敗する背景には、ある問題がある。それは、「オーディエンスを理解せずに、アイデア先行でコンテンツを作ってしまうこと」だ。コンテンツの企画・作成・拡散のフローはどうあるべきか、ランドが解説する。 コンテンツマーケティングは反復プロセスだ。僕たちは、作成したコンテンツの成果を分析することで学び、改善する。 ただし、だからといって、事前にそうした成果を把握しておいて悪いはずはない。いちばんいいのは、実際にコンテンツ作成に労力を注ぎこむ前に、オーディエンスが何を求めているかを知ることだ。 今回のホワイトボード・フライデーでは、ランドが(棒人間のレイニー・ビル氏とヘイルストーム・ハル氏と一緒に)、そうした知識があればいかに有利にコンテンツを生かせるかを説明する。 Mozファンのみんな、こんにちは。ホワイトボード・フライデーにようこそ。さあ、2015年だ。今年も実に
カスタマーエクスペリエンス(CX)を意識すること――それこそが、企業が顧客に製品やサービスを提供する際に求められているものだ。では、「カスタマーエクスペリエンス」とは何か、どうすればいいのか。この特集では、その基本概念と実践方法の解説、事例の紹介をとおして理解を深めていく。 今回は、カスタマーエクスペリエンスの考え方や言葉が生まれた背景、Web担当者との関係について解説する。 さて、どこにしよう? 楽天トラベルや一休.comといった旅行サイトで情報を集め、Googleマップを使って場所や交通手段を確認する。候補となる旅館を絞り込み、それぞれのWebサイトをブックマークしたら、家族に相談する。 東京からのアクセスの良さ、アクティビティの選択肢の多さから、無難に箱根に決定。 次は旅館の予約だ。 良さそうな旅館のプランを探して予約をしなくちゃいけない。3つの旅館に候補を絞り込み、空いている部屋の
Webコンテンツを企画し湯水のように生み出していくためには、コンテンツを機能ごとに8つ分類し、浮かんだアイデアがその分類のどこに当てはまるか整理しましょう。この整理をすることで、自分の抱えているテーマをおもしろいコンテンツにするにはどうすべきか、コンテンツの価値を上げるためにどの分類にすべきか、自社サイトで足りないコンテンツはどんなものかがわかるようになります。 1役立つ読み物「単発型」「単発型」のコンテンツとは、1~3回程度で完結し、1つのテーマについて書かれていて、役立つ、あるいはおもしろい読み物のことです。たとえば、「単発型」のコンテンツとは次のようなものです。 3分でわかる! スマートフォンを3倍楽しむコツ働きやすいオフィス作りのための5つの法則雑誌では「特集」にあたる位置づけです。数回で結論まで進み、1つの読み物として完結します。ずっと掲載しておけば後述する5.永続型コンテンツと
いくらWebサイトの良しあしを外部からほめられたとしても、お客様にとってわかりにくければ何の意味もない。 文章がいくら正しく書かれていても、お客様に伝わらなければ意味がない。 そう話すのは、ソニーが15年前に損害保険業界に参入し設立した「ソニー損保」のコンテンツ企画部長の片岡 伸浩氏。ダイレクト販売を旗印に保険業界に参入する企業として「企業のためでなく、お客様のための保険会社」だというメッセージを伝える必要がありました。そこで、今回はそのメッセージを伝えるために、ウェブを通じてどのような取り組みを行っているか片岡さんに伺いました。 コンテンツ企画部で作った行動指針「わかりやすさのその先へ」保険という商品はもともと複雑な商品で、お客様がすべてを理解したうえで契約しようとすると、かなり広範囲な知識が必要となります。お客様にとっては、「難しい」と思われてしまう商品かもしれません。言い方を変えれば
コンテンツマーケティングが熱い。白熱している。SEOやデジタルマーケティングのオピニオンリーダーたちは、次に来るのはコンテンツマーケティングだと断言している。ランドでさえ、その重要性を喧伝しているくらいだ。 コンテンツマーケティングの戦略は理にかなっている。潜在的顧客に対して、製品に関するメッセージを押し付けるのではなく、相手が関心を持ちそうなコンテンツを公開することで引き付けるのだ。そういうやり方からは、検索順位、トラフィック、リードなどさまざまな恩恵が得られる。 したがって、議論の的はもはや、「コンテンツマーケティングを行うべきか」あるいは「なぜ行うべきか」などということではない。「どうやってコンテンツマーケティングを進めればいいのか?」を考える段階だ。ブランドはどうやって実際にパブリッシャとなり、優れたコンテンツを作り、トラフィックを集め、コンバージョンを生み出すのか? さて、もし君
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