先日、絶対音感持ちだけど楽典には弱い(楽典に弱い、というのは本人談。ぼくがその人をみていてもそんなにめちゃめちゃ楽典弱いとも思わない。強いとも思わないけど)の友人が、調がB♭マイナーの楽曲のメロディーの中の、m3に当たる音を指して「ド♯」と言っていて、軽い違和感を持った。一般的にはB♭マイナーの楽曲を考えたら「シ♭-ド-レ♭-ミ♭-ファ-ソ♭-ラ♭-シ♭」というスケールを思い浮かべるので、B♭マイナーの楽曲の中で「レ♭あるいはド♯」で表される音が出てきたらそれは「レ♭」と呼ぶことが多いと思う。とはいえ、べつに「レ♭」でも「ド♯」でも、平均律の世界においてはその音高に1Hzの違いもなく、同じ音を指すので、違和感をもつくらいで、コミュニケーションに齟齬が起こることもないのでそれ自体に問題はないし、それが間違いだとは(ぼくは)思わない。 で、ちょっといろいろ考えていたんだけど、じゃあ自分がもし、