ブックマーク / book.asahi.com (2)

  • 【特別版】芥川賞・九段理江さん「芥川賞を獲るコツ、わかりました」 小説家になりたい人が、芥川賞作家になった人に聞いてみた。|好書好日

    九段理江さん=撮影・武藤奈緒美 第170回 芥川龍之介賞受賞作「東京都同情塔」 舞台は、ザハ・ハディドによる国立競技場が世論に翻弄されることなく完成した、もう一つの東京。犯罪者を同情されるべき人々=「ホモ・ミゼラビリス」として手厚く扱うべきという社会学論が一世を風靡し、まるでタワマンのような刑務所「シンパシータワートーキョー」が建てられることに。建築家・牧名沙羅は、それが当に建てられるべきなのか、生成AIやナンパした美しい青年・拓人と言葉を交わしながら自身の考えを構築しようとするが――。 読むより先に書いていた 「私、よく人間ぽくないって言われるんですよ。小さい時から親にも、りえちゃんは人間じゃないからねって言われてました」 そう言って逆光のなか悠然と微笑む九段さんは、たしかにVRのようだ。 受賞歴も常人離れしている。2017年、18年と2年連続で文學界新人賞の最終候補に。2021年で見

    【特別版】芥川賞・九段理江さん「芥川賞を獲るコツ、わかりました」 小説家になりたい人が、芥川賞作家になった人に聞いてみた。|好書好日
    mementm0ri
    mementm0ri 2024/04/06
    小説を書くべく生まれて、芥川賞を獲るべくして獲った人
  • 角田光代「笹の舟で海をわたる」書評 疎開先でのうしろめたい記憶|好書好日

    あの日、思い描いた未来を生きていますか?豊かさに向かう時代、辛い過去を葬ったまま、少女たちは幸福になったのだろうか―。激動の戦後を生き抜いたすべての日人に贈る感動大作!… 笹の舟で海をわたる [著]角田光代 時代にあらがうことなく生きてきた64歳の左織。なぜか人生は思うように進まなかった。子供との関係はぎくしゃくし、時代に取り残されたような感覚におそわれる。幼い頃同じ場所へ疎開していた風美子との偶然の再会から40年余。不思議な縁で義妹となった風美子は、料理研究家として成功し華やかに暮らす。過度に親密な風美子と接するうちに、左織は疎開先でのうしろめたい記憶を思い出していく。 著者は、戦中から平成までを生きた女の半生をていねいに紡ぎながら、人生の幸福や孤独、さみしさを浮き彫りにする。「因果応報ってあるのかしら」。積年の疑問に左織が見いだした答えが心をとらえて離さない。 ◇ 毎日新聞社・172

    角田光代「笹の舟で海をわたる」書評 疎開先でのうしろめたい記憶|好書好日
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