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日本生まれのプログラミング言語として注目が高まっているRubyの次世代版「Ruby1.9.1」が,この2007年12月にも登場する。現行のRuby1.8系列と次世代版Ruby1.9系列の大きな違いは,新たな仮想マシンYARV(ヤルフ)を搭載することによる性能向上である。現行のRuby1.8に比べて,ベンチマーク・テストでは5倍以上といった大幅な性能向上を示す。 Ruby1.9の最新状況は,2007年9月7日に東京工業大学で開催した「IPA未踏ソフトウエア創造事業 2006年下期千葉PM採択プロジェクト最終成果成果報告会」において,笹田耕一氏(東京大学大学院情報理工学研究科特任助手,写真1)による「これからのRuby──Ruby1.9」と題した講演の中で明らかとなった。この講演は,未踏プロジェクト「Ruby用仮想マシンYARVの完成度向上」の成果報告として行われた。 Ruby1.9ではYAR
今,Webアプリケーション開発者の間で,あるフレームワークが大変な注目を集めています。オブジェクト指向スクリプト言語であるRubyを使って作成されたWebアプリケーション・フレームワーク「Ruby on Rails」です。略して「Rails」や「RoR」とも呼ばれています。開発者はデンマーク在住のプログラマであるDavid Heinemeier Hansson氏です。現在は彼が属する37Signalsという企業が中心になって開発しています。 Railsは,2005年に海外で大きな話題を呼び,一大旋風を巻き起こしました。そのおかげで米国ではRuby関連の書籍の売り上げが1年間で15倍以上に増えたそうです。また,2005年8月に開催されたオープンソース・ソフトウエアに関する世界最大のコンベンション「O'Reilly Open Source Convention(OSCON)2005」では,Ra
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