日本の理化学研究所のグループが発見し、日本に初めて命名権が与えられた「113番元素」について、化学に関する国際機関が、日本の提案に基づいて「ニホニウム」という名前の案を決めたことが分かりました。国際機関は、日本時間の8日午後10時半に発表する予定です。
7月31 中国語の化合物名(3) さてまだやるのかという感じもありつつ、中国語の化合物名パート3です。パート1・パート2も合わせてどうぞ。 化合物のジャンルにも漢字が当てられているものがあります。たとえば下記。 ペプチドは「肽」。タンパク質はどうかというとそのまま「蛋白質」ですが、かつては「朊」の字が用いられたそうです。生体の最重要化合物にふさわしい漢字ですね。グリコシドは納得。テルペンにも「萜」の字が当てられていますが、リモネンには「苧」(「檸檬」(レモン)の略字から)、ピネンには「蒎」など、固有の字を当てられた化合物もあるようです。 個人的に一番面白いと思ったのはステロイドの「甾」。これ、なんと象形文字なんだそうです。下の「田」はステロイドの4つの環を表し、上の「巛」は骨格から伸びた3つの側鎖を表現しているそうです。現代でも象形文字が作られているとは知りませんでした。化合物の漢字の中で
7月23 中国語の化合物名(2) さて化学&漢字フェチたる筆者にとって大変萌える企画、中国化学用語講座パート2。見慣れない漢字続出でだいぶヒートアップしています。パート1の元素名とかよりさらにマニア度が上がってますが、気にしない方向でひとつ。 芳香族にはひとつひとつ漢字が当てられているという話をしましたが、こんなものにもあるのですね。トロピリウムとかアセナフテンとか、めったに見かけない環にもしっかり字が決められてます。個人的に驚いたのはシクロペンタジエニルアニオンの「茂」。なんかよく見る字なんですけど。てことでフェロセンは「二茂鉄」なんだそうです。次回からフェロセンを見かけたら「しげる」と呼んであげましょう。 ではヘテロ環はどうか。こちらは部首が変わって口へんが当てられ、主要ヘテロ環には漢字2文字が振られています。基本的に音訳ですが、「唑」の字はアゾールを意味しているようです。オキサゾール
7月18 中国語の化合物名 他のあらゆる業界同様、化学の世界も近年中国の進出が目立っています。で、漢字の国であるかれらはどのような化学用語を使っているの。実は筆者も結構な漢字マニアでありますので、調べてみるとなかなか面白かったりします。 中国では元素ひとつひとつに漢字が当てられているのはわりに有名かと思います。周期表だとこんな感じです。 (クリックで拡大。著作権フリー、持ってけドロボーです。) いや、見てると面白いですね。金銀銅や鉛みたいななじみ深い漢字もありますが、水素や窒素、酸素なんかはどうしちゃったのあなたという字に化けています。イットリウムとガドリニウムは間違えそうだなあとか、タリウムとジスプロシウムはどこかで見たことある字だなとか、いろいろ面白い。このような次第で、周期表が1ツイートに丸ごと収まってしまいます。漢字の力を感じますね。 文字の作りとしては、いわゆる形声文字になってい
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産経ニュースによると、目で受けた光の刺激を電気信号で脳に伝える際に重要な働きをするタンパク質を、大阪バイオサイエンス研究所の古川貴久研究部長らのチームがマウスを使った実験で発見、電気を操るネズミに似た人気アニメキャラクターにちなみ「ピカチュリン」と命名、21日、米科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス電子版に発表した。 古川貴久研究部長は「網膜の神経回路のメカニズムを明らかにする大きな一歩。将来的にもiPS細胞で視細胞を作り出す再生医療に応用できる」と話している。今まで目の疾患に対してはiPS細胞などで視細胞を作ることはできても神経伝達回路であるシナプスの形成過程が解明できていないことから、臨床応用は現実的でないとされてきた。 読売新聞、共同通信 47NEWSでも伝えている。 なお、nature neuroscienceに掲載された論文は "Pikachurin, a dystroglyca
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