人の意思力に限界がある以上、一日のうちにやれることは限られています。効率のいい生産システムを採り入れたにもかかわらず物事がうまくいかないのなら、問題はそのシステムにあるというよりは、「完璧なリストを作れば10人分の仕事ができる」という思い込みにあるでしょう。 どんな生産性向上の方法も、それが自分にとってどれだけ役立つかという現実的な視点を持たない限り、効果は期待できないのです。 「全て」をやろうと思わない 限られた時間の中で終わらせたいことがたくさんあるとします。言うまでもありませんが、全てを片づけることはできません。それでも、とりあえず頑張ってみることにします。するとあなたはテンパってしまい、作業は結局大してはかどらないでしょう。 このような状況は、時間的な優先順位をつけるだけで回避できます。今できることは何か、後回しにできることは何かを決めて、やるべきことを絞り込むのです。リストがコン