2024/3/24に開催されたObject-Oriented Conferenceでの登壇資料です。 https://ooc.dev/2024/
OOC 2024 の発表資料です。後のフィードバックを参考に、より妥当な文言に改訂してあります。 ※ 本コンテンツには、一部特定の宗教思想の迫害に言及する表現がございますが、そのような行いを肯定する意図の内容ではございません。
構造化ログのプラクティスをあちこちで調べていたら、logfmtを推奨する記事を見つけたので調べてみました。 先に結論を言うと、JSON linesを使っておくのが良さそうです。 logfmt について logfmtとはスペース区切りで key=value を並べたフォーマットです。文字列にはクォートとエスケープによってスペースや改行を含められます。 at=info method=GET path=/ host=mutelight.org fwd="124.133.52.161" dyno=web.2 connect=4ms service=8ms status=200 bytes=1653 (logfmt から引用) あちこちで logfmt のリファレンスとして紹介されているのはこの記事です。 https://brandur.org/logfmt 発明されたのはどこか分かりませんが、流行
IETFに『Secure shell over HTTP/3 connections』という提案仕様が提出されています。 これは、HTTP/3コネクション上でSSHを実行するプロトコルを定義しています。なお、"SSH3"という名称を仕様中で使用していますが、あくまで提案段階ですので今後変わる可能性もあります。 SSH3ではHTTP/3を使うことにより以下の特徴を持ちます QUICのメリットが享受できる(例えばIPアドレスが変わってもコネクションを維持できる) HTTPの認証方式をサポートする(Basic認証、OAuth 2.0、Signature HTTP Authentication Scheme) SSH通信の秘匿 (第三者からするとただのHTTP通信にみえる) エンドポイントの秘匿 (Signature HTTP Authentication Schemeを使うことで、そこでサービス
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はじめに 34 歳のとき、勤めていた会社の経営が傾き早期退職を促されたのを契機に独立しました。その後、41 歳で Authleteオースリート 社を設立しました。諸般の事情で現在も Authlete 社の代表取締役という肩書きを持っていますが、経営者的な仕事は他の人に任せ (参照: シリコンバレーのプロフェッショナル CEO を迎えて米国市場に挑戦する日本のスタートアップの話)、50 歳目前の現在もプログラマとしてコードを書き続けています。 Authlete 社設立 (2015 年 9 月) から 8 年半弱経過したものの、まだまだ小さな会社で道半ばであるため、起業家として何か語るのは時期尚早ではあるものの、軽い体調不良が長引く中、『自分のエンジニアとしてキャリアを振り返ろう!』という記事投稿キャンペーンを見かけ、生きているうちに子供世代のエンジニアの方々に何か書き残しておこうと思い、文章
会社がリファクタリングに賛同してくれないたったひとつの理由一定の工数をかけてリファクタリングをやったほうがいいことは(少なくとも筆者の観測範囲では)エンジニアリングのバックグラウンドがない人でもだいたい理解しています。 上司の無理解をあげつらっても仕方ありません。 リファクタリングの実施を渋る真の原因が工期や予算の問題であることはあまりないとおもいます。タイミングの問題である可能性はありますが。 必要であればコストをかけることにも同意してくれます。 「技術的負債は過去のビジネス上の選択によって生じたまさに負債なので、計画的に返済しましょう」っていえば、多くの経営者は理解を示してしてくれるでしょう。 本当に無理解ゆえにリファクタリングをしないのであれば技術的には死んでいる組織なので、エンジニアとして幸せになりたい場合は逃げ出したほうが賢明です。 というわけで、本稿ではそういう組織においてもな
世界で最も人気のあるノートブックは、さらに優れたパフォーマンス、より高速なWi-Fi、最大2台の外部ディスプレイへの対応、これらすべてを驚くほど薄型で軽いデザインに収め、最大18時間のバッテリー駆動時間を実現して、これまで以上に優れたものになります カリフォルニア州クパティーノ Appleは本日、電力効率の高いパフォーマンスと持ち運びやすさの驚異的な組み合わせを新しいレベルに引き上げる、パワフルなM3チップを搭載した新しいMacBook Airを発表しました。M3を搭載したMacBook Airは、M1チップを搭載したモデルよりも最大60パーセント高速で、最も高速なIntelベースのMacBook Airよりも最大13倍高速です1。また、M3のより高速で、より効率的なNeural Engineにより、MacBook AirはAIのための世界最高の消費者向けノートブックであり続けます。13イ
タイトルで言いたいことは言ってしまっているのですが、2017年ぐらいからNext.jsを使ってきて、最新の情報のキャッチアップとかもそんなに苦労はなくて、こだわりがないならNext.jsでいいのでは?という記事です。 Next.jsは大きすぎる?フレームワークが大きいのはたいていそうで、提供されているすべての機能を使うわけではなく、その一部だけを使います。そのサブセット自体がシンプルであればフレームワークはどれだけ大きくても問題はないはずです。JavaとかPythonとかGoのコード書いてもごく一部のライブラリしか使わないわけで、でもそれに対して「ライブラリがでかすぎる」とは言わないですよね。 Next.jsは「より高速にする」機能がたくさんありますが、別にそんなの最初から使う必要はないですし、サービスによってはそもそもその機能が合わない、というのもあります。ユーザープロフィール画面にIS
本記事は、ラムダノートで発売している『定理証明手習い』を買っていただいた方に「読んで」とお願いするための「私家版、読み方のおすすめ」です。そもそも定理証明とか自分には関係ないしっていう人も多いと思うので、「気になるけど買ってない」という方に興味を持ってもらうことも目的としています。 「ラムダノートの本の読み方(私論)」シリーズはこれで第3回なのですが、前回からは丸1年も空いてしまいました。この間に『実践プロパティベーステスト』を出版し、プログラムの挙動を検証する本について語れることが増えたので、そのあたりの世界観自体から話を始めていきたいと思います。 テストケースを手作りして挙動を確かめる 性質からテストケースを自動生成するプロパティベーステスト プログラムの性質を値によらず「証明」する 証明してみよう 続きは『定理証明手習い』で 現実的な効能? テストケースを手作りして挙動を確かめる 配
新しいPCを組んだ。 自作PCを組むのはこれで二台目。一台目については以下の記事で紹介している。 自作PC2021 前回の組み立て時に基本的な部分を学べたので、今回は一度やってみたかった本格水冷に挑戦してみることにした。 組み立て後 組み立て前 この記事では、利用した各部品を紹介していく。前半では水冷にあまり関係無い部分、後半では水冷に関係する部分に触れる。自作PC2027を書くことになる頃合いで読み返したい。 ケース Lian LiのO11 EVO RGBを利用した。 Amazon | LIANLI E-ATX対応ミドルタワーPCケース O11D EVO RGB Black リバーシブルデザイン E-ATX(幅280mm以下) / ATX/Micro ATX/Mini-ITX規格対応 RGBストリップ標準搭載 420mmラジエーター搭載可能 日本正規代理店品 | リアンリー(Li LIA
そうして「メモ帳」「天気予報」「パズルゲーム」... など色々アプリを作っている中で「自分のテスト勉強のためのアプリが欲しい」となり、自作の単語帳アプリを開発した。これが「暗記メーカー」の原型となっている。 また、書籍にアプリのリリース方法についても記載されていたこともあり、この頃からPlayStoreへのアプリの公開を始めた。 今でこそPlayStoreでは「20人のテスターを集めて14日間テストする」「開発者の身元確認」といったアプリを出すまでの工数がかかるものとなっている。ただ、当時は(確か)そういった制限は存在せず$25の登録料を払えばリリースし放題だったので、アプリが完成したらとりあえずストアに公開していた。 基本的に出したアプリは鳴かず飛ばずだったが、その中で「暗記メーカー」だけは定期的にダウンロードが発生していたため、ユーザからのフィードバック等を参考にアップデートを続けるよ
昨日話題になった「BitNet」という1ビットで推論するLLMがどうしても試したくなったので早速試してみた。 BitNetというのは、1ビット(-1,0,1の三状態を持つ)まで情報を削ぎ落とすことで高速に推論するというアルゴリズム。だから正確には0か1かではなく、-1か0か1ということ。 この手法の行き着くところは、GPUが不要になり新しいハードウェアが出現する世界であると予言されている。マジかよ。 https://arxiv.org/pdf/2402.17764.pdf ということで早速試してみることにした。 オフィシャルの実装は公開されていないが、そもそも1ビット(と言っていいのかわからない,-1,0,1の三状態を持つからだ。 論文著者はlog2(3)で1.58ビットという主張をしている)量子化のアルゴリズム自体の研究の歴史は古いので、BitNetによるTransformerの野良実装
使うことが目的化してしまう程コマンドが分かりにくいのがGitがクソなところ。ルーチン化して使うコマンドを固定化すべし。コマンドを多く知っているのが偉い訳じゃない。
1ビットLLMの衝撃! 70Bで8.9倍高速 全ての推論を加算のみで!GPU不要になる可能性も 2024.02.28 Updated by Ryo Shimizu on February 28, 2024, 16:46 pm JST 2月は中国では春節というお正月があり、春節にはみんな休む。 それもあってか、12月から1月にかけて怒涛の論文発表が行われて毎日「デイリーAIニュース」を配信している筆者は忙殺されていた。 春節中にはOpenAIがSoraを、GoogleがGemini1.5を発表したのは、その合間を縫ってのことだった。もはやAI最前線の戦いは研究が行われる場所の文化や風土に影響を受けるところまで来ている。 そして春節もあけた今週、さっそくAlibabaがとんでもないトーキングヘッドモデルを引っ提げて登場したかと思えば、Microsoftの中国チームがとてつもないLLMをリリース
序文 私の仕事は、DBエンジニアです。といっても別に望んでデータベースの世界へきたわけではなく、当初、私はこの分野が面白くありませんでした。「Web系は花形、データベースは日陰」という言葉も囁かれていました。今でも囁かれているかもしれません。 ですが、しばらくデータベースを触っているうちに、私はこの世界にとても興味深いテーマが多くあることを知りました。なぜもっと早く気づかなかったのか、後悔することしきりです。 もちろん、自分の不明が最大の原因ですが、この世界に足を踏み入れた当時、先生も、導きの書となる入門書もなかったことも事実です。 今でこそバイブルと仰ぐ『プログラマのためのSQL 第2版』も新入社員には敷居が高すぎました (2015年2月追記:その後、自分で第4版を訳出できたのだから、 人生は何があるか分からないものです)。 そこで、です。このサイトの目的は、データベースの世界に足を踏み
生産性を爆上げしたい おのやんです。 みなさん、生産性を爆上げしたいと思ったことはありませんか?私は毎日の業務に取り組む上で、どうすれば生産性を上げられるか日々考えています。 そんな中出会ったのが、こちらの「世界一流エンジニアの思考法」です。 本書を読んだ際には、「なるほど、こういう取り組み方をすれば生産性を向上させられるのか」とものすごく腹落ちしました。 その後、本書に書かれている内容を私なりに解釈・適用して実践してみました。その結果、目に見えて生産性やアウトプットに変化が見られました。ということで、今回は実際にやってみた取り組みとその変化について、本記事で紹介したいと思います。 本書について 本書を書かれた牛尾さんは、アメリカのマイクロソフトで現役のソフトウェアエンジニアでいらっしゃいます。マイクロソフトで働く同僚の生産性の高さを観察し、彼らが実践していることなどを紹介する内容となって
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