決選投票の末、自民党総裁には、拉致事件の解決に尽力してきた安倍晋三元首相(58)が返り咲いた。「近いうち」とされる総選挙の結果次第では次期首相もありえる重要ポスト。「かつて政権を投げ出した責任は消えるわけではない」と決意を語る安倍氏の“再登板”を、拉致被害者の家族はこぞって歓迎し、被災地からは復興への期待や注文が相次いだ。 ■拉致被害者家族 拉致事件の解決を祈るシンボル「ブルーリボン」。安倍氏は5候補で唯一、胸につけて総裁選に挑んだ。 「再び首相になったら、拉致被害者の早期救出に尽力していただけると信じている」。拉致被害者、増元るみ子さん=拉致当時(24)=の弟で家族会事務局長の照明さん(56)は歓迎の声を上げた。 安倍氏は平成14年9月の日朝首脳会談に官房副長官として同行、首相時代には「拉致問題対策本部」を設置するなど、被害者家族の信頼は厚い。照明さんは「これまでの日朝交渉で北朝鮮が何を
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