伝統芸能「講談」の若きホープとして、今最もチケットが取れない講談師とも言われる神田松之丞(現・神田伯山)さん。雑誌『pen』での特集やラジオのレギュラー番組「問わず語りの松之丞」、そして数々のテレビ出演でも話題の松之丞さんに、「消えゆく文化」と「伝えること」をテーマに話を聞きました。 毎日触れるSNSや、それと切っても切れない「炎上」「フェイクニュース」「ポストトゥルース」といったトピック。 今は誰もが「伝える」ことに対して、よりシビアに向き合うことを求められる時代と言えるかもしれません。 今回は「伝える」ことのプロの1人を相手に、よりよく伝えることについてのヒントを探ります。 「消えゆく文化」と呼ばれていた伝統芸能「講談」が今、再び注目を集めています。 今回インタビューしたのがその立役者、講談師(こうだんし)の神田松之丞(かんだ・まつのじょう)さん。 松之丞さんの講談は、まったく予備知識