明治のスナック菓子「カール」が9月から東日本で買えなくなる。それにつけても気になるのは、「カールおじさん」などのキャラクターが車両に描かれた江ノ電の広告電車、通称「カール号」がどうなるかだ。長年、湘南の風物詩のように親しまれてきたあの車両、夏休みが「見納め」になるのか。 麦わら帽子の「カールおじさん」にクマやカメの動物たち、江の島や大仏などが2車両(1編成)にわたり描かれた広告電車は「カール号」「カール電車」と呼ばれる。江ノ電では1980~90年代から広告電車が本格的に始まったが、20年以上続くカールの広告はなじみの風景だ。明治によると、カールの広告電車が走るのは全国で江ノ電だけだ。 これとは別に、江ノ島駅のホームにはカールの広告が描かれたベンチもある。明治から提供されたものという。 カールは68年、日本初のス…