片瀬 京子 フリーライター 1972年生まれ。東京都出身。98年に大学院を修了後、出版社に入社。雑誌編集部に勤務の後、2009年からフリー。 この著者の記事を見る
石橋正二郎さんが、自動車整備工場にあるようなコントローラーを操作すると、天井から吊り下げられたおとひめの体が浮き上がった。 そのまま、3メートルほど上昇してストップ。 ただし、宙吊りになったのはおとひめのボディの上半分、赤い部分のみ。その下には、マニピュレータ(ロボットアーム)を備えた黒い枠組みが取り残された。 「この黒い部分をスキッドと呼ぶのですが、おとひめは、このスキッドと一緒でも稼働できますし、今、取り外した赤い部分だけでちょこちょこ動くこともできます」 おとひめはAUV、つまり自律型の探査機なので、自分で動くこともできるのだが、人の指令に従って動くこともできる。伝達には音波か、光ファイバーを使う。 では、おとひめを操作する人は、何のデータを見ながら「こっちへ行って」「あれを掴んで」と指示を出すのか。 様々なセンサーによって得られたデータというのが答えだが、おとひめの場合には、カメラ
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