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ブックマーク / asnokaze.hatenablog.com (7)

  • 逆向きに接続する Reverse HTTP Transport の仕様 - ASnoKaze blog

    『Reverse HTTP Transport』という提案仕様がIETFに提出されています。著者はMetaとNokiaの方々らです。また、HAProxyの方も同様の機能を検討しているそうです(参考URL)。 普通のProxyサーバでは、Proxyサーバからオリジンサーバにコネクション確立するのが一般的です。そのためにオリジンサーバが外部から接続を受けられるようにする必要があります。 Reverse HTTP Transportでは、逆にオリジンサーバからProxyサーバにコネクションを確立し、HTTPリクエストを受け付けるという構成になります。コネクションの確立/TLSハンドシェイクだけが逆向きで、コネクション確立された接続上で、ProxyからHTTPリクエストが送られます。 これによりオリジンサーバをインターネットに公開する必要がなくなります。 プロトコルについて この Reverse

    逆向きに接続する Reverse HTTP Transport の仕様 - ASnoKaze blog
  • HTTPのキャッシュを無効化するAPIの標準化する提案仕様 - ASnoKaze blog

    CDNはキャッシュをパージする機能をよく有しています。そのキャッシュの無効化(もしくはパージ)を要求するためのAPIを標準化するための『An HTTP Cache Invalidation API』という提案仕様がIETFに提出されています。 この 提案仕様は、HTTP界隈では著名な Mark Nottingham氏による提案です。まだ最初の提案であり、来月あるIETF会合で紹介があるものと思われる。 An HTTP Cache Invalidation API この仕様では、次のペイロードを含むPOSTを送ることで、キャッシュの無効化を要求できる { "type": "uri", "selectors": [ "https://example.com/foo/bar", "https://example.com/foo/bar/baz" ], "purge": true } type:

    HTTPのキャッシュを無効化するAPIの標準化する提案仕様 - ASnoKaze blog
  • 一般ユーザに払い出すと危険なサブドメインやメールアドレス - ASnoKaze blog

    ユーザに対して、そのユーザ名のサブドメインやメールアドレスを払い出すWebサービスがあります。 しかし、特定のサブドメインやメールアドレスは特別な用途で使われているものもあります。そのようなサブドメインやメールアドレスを一般ユーザに払い出してしまうと危険です。 現在、IETFでは仕様上利用用途が決められている、それらのラベルをとりまとめる「Dangerous Labels in DNS and E-mail」というdraftが提出されています。 今回はそれを眺めていきます。 (あくまでIETFの取り組みであり、仕様上定義されているものをとりまとめています。クラウドサービスや特定ベンダーで特別利用しているものは現在含まれていません。) サブドメイン ここでとりあげるサブドメインは、利用用途が決まってるため一般ユーザに払い出すべきではありません。(例: mta-sts.example.com)

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  • 40年越しにTCPの仕様(RFC793)が改訂される RFC9293 - ASnoKaze blog

    2022/08/09 追記 「RFC 9293 Transmission Control Protocol (TCP)」として正式なRFCが出ました TCPのコア部分の仕様は1981年に発行された「RFC793 TRANSMISSION CONTROL PROTOCOL」で標準化されています。 この、RFC793の改訂版となる「Transmission Control Protocol (TCP) Specification」は、2013年からIETFのTCPM WGで議論されてきましたが、4月4日にIESGによって承認されました(参考URL)。現在はRFC出版の準備に入っています(新しいRFC番号はこの後正式に決まります) www.ietf.org 改めてTCPの仕様を読みたい場合はこのドキュメントを読むのが良さそう。 概要 この改訂版の仕様(通称 rfc793bis)は、RFC793が

    40年越しにTCPの仕様(RFC793)が改訂される RFC9293 - ASnoKaze blog
  • HTTPで再開可能なアップロードを可能にする提案仕様 - ASnoKaze blog

    HTTPでファイルをアップロードする時、ネットワークの寸断などによりアップロードが中途半端に終わってしまうことがあります。アップロードが途中まで成功したとしても、一度切断するとそこから再開する方法は標準化されていません。 (PUTリクエスト + Rangeヘッダによる再開をサポートしているシステムもありますが標準化されてはいません。 参考URL) そこで、再開可能なアップロードの仕組みを定義した「Resumable Uploads Protocol」という仕様がIETFに提出されています。この仕様は、Transloadit Ltd, Apple Inc, Cloudflare などの方々の共著になっています。 Resumable Uploads Protocol の概要 「Resumable Uploads Protocol」は、一度中断しても再開可能なアップロード方式を定義しています。

    HTTPで再開可能なアップロードを可能にする提案仕様 - ASnoKaze blog
  • HTTPセマンティクス仕様の改訂版(RFC9110) まとめ - ASnoKaze blog

    HTTPのGETといったメソッドやヘッダの意味を定義したHTTPセマンティクス仕様の改訂版である「HTTP Semantics」が標準化の大詰めを迎えている。(RFC9110となる予定) 既存の仕様から幾つか大事な変更が含まれているので簡単に紹介する。 目次 セマンティクス仕様の改訂作業 ざっくり変更点 用語整理 (Field) 用語整理 (body) 用語整理 (interim/final レスポンス) ステータスコードのレンジを明確化 ステータスコード418 unused Rangeを指定したPUTリクエスト GET, HEAD, DELETEでコンテンツを含めるのを非推奨 (SHOULD NOT) プロトコルのマイナーバージョンについて 更に詳しく知りたい場合 おわりに セマンティクス仕様の改訂作業 HTTPセマンティクス及び、HTTP/1.1の仕様の改定作業がIETFのHTTP W

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  • QUIC for SSH の提案仕様が出たよ - ASnoKaze blog

    「QUIC-based UDP Transport for SSH」という提案が提出されています。 トランスポートプロトコルとしてQUICを利用することで、様々な恩恵を受けることが出来ます。 ユーザランドでコネクションが管理されるため、TCPとは異なりOSレイヤのでコネクション切断の影響をうけない IPアドレスが変わっても接続を維持できる(コネクションマイグレーション) 経路上の第三者による切断に耐性がある(QUICでは通信の切断にも鍵が必要) 個人的にも、SSHがQUIC上で動作することで切断しづらくなることを期待しております。 それでは、この仕様についてざっと見ていくことにしましょう。 ただ、まだまだこれから議論がされる提案仕様ですので、設計は大きく変わるでしょう。 QUIC-based UDP Transport for SSH の概要 QUICは内部的にTLSハンドシェイクを行って

    QUIC for SSH の提案仕様が出たよ - ASnoKaze blog
    noritada
    noritada 2020/08/11
    恩恵:「TCPとは異なりOSレイヤのでコネクション切断の影響をうけない」「IPアドレスが変わっても接続を維持可能(コネクションマイグレーション)」「経路上の第三者による切断への耐性(QUICでは通信の切断にも鍵が必要)」
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