【ワシントン時事】オバマ米大統領は22日、白人農場主に対して人種差別発言を行ったと誤解され、事実上の解雇処分を受けた農務省の元黒人女性職員に電話で、遺憾の意を表明した。 大統領がこうした問題で、政府職員に電話をするのは異例。11月の中間選挙の焦点に浮上している人種差別問題に、オバマ大統領が神経質になっていることがうかがえる。 ギブズ大統領報道官の声明によると、大統領は7分間の電話で、シャーリー・シェロッドさんに対し、ビルサック農務長官が21日に誠意をもって謝罪し、差別をなくすため努力していることを強調。長官の要請に応じて、農務省に復職するよう求めた。シェロッドさんはまだ、回答を保留しているという。 【関連ニュース】 ・ 【特集】世界の航空母艦〜米ニミッツ級から中国の空母建造計画まで〜 ・ 【特集】沖縄と米国海兵隊〜ペリーと黒船でやって来た海兵隊〜 ・ 【特集】米国海兵隊兵器総