世界中の国々が外交儀礼を超えて追悼している 安倍元首相の衝撃的な最期に、国内だけでなく各国からも驚きの声が伝わるとともに、その死を悼む各国政府や首脳からのメッセージが寄せられている。同盟国のアメリカだけでなく、中国や韓国など、外交的に対立する場面もあった国々も、だ。 中でも、ウクライナ侵攻中で日本の対ロ姿勢を強硬に批判していたプーチン大統領の対応は素早かった。安倍元首相の死に対しては、「晋三」とファーストネームで呼んだ弔電のほか、母の洋子さんや妻の昭恵さん宛にも「息子であり、夫である安倍晋三氏のご逝去にお悔やみを申し上げます」とする弔電を送ったと報じられている。 外交儀礼上、功績をたたえるのは当然であるとはいえ、ここまで安倍元首相の外交姿勢や国家間の友好に対する貢献を評価する声が寄せられているのは驚くべきことだ。しかも多くの国が「喪に服す」として半旗を掲げたり、自国の政治的モニュメントに追