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文学に関するpeanutsjamjamのブックマーク (4)

  • 日本でアメリカ文学を教える米国人作家が驚いた「日本人学生の”壁”に対する価値観」 | 壁を作る前に、尋ねてみたいことがある

    在住の米国人作家マイケル・プロンコは、学生たちにアメリカ文学を教えるとき、戸惑ってしまうことがある。それはロバート・フロストの詩「壁直し」を教えるときだ。自由を奪う壁というものは壊すものだと思って生きてきたのに、日人学生の反応を見ると、彼らは必ずしも「壁」に否定的ではないようで──。 教師の自信を打ち崩そうとするもの アメリカ文学概説の講座を教えていて楽しいのは、学生の回答を読むときだ。日のマス教育を受けてきた学生たちの回答は概して当たり障りのない、ありきたりなものになりがちである。 女性の詩を読めば、学生たちは女性がいかに抑圧されてきたかを語る。アメリカの詩人、E・E・カミングスの詩を読めば、子供らしい言葉遊びが好きなのだと語る。ケルアックの小説の抜粋を読めば、旅に出たい気持ちが刺戟されるらしい。反戦歌を勉強すれば、「戦争はいけません」が出てくるのは避けがたい。 私は帰りの電車か

    日本でアメリカ文学を教える米国人作家が驚いた「日本人学生の”壁”に対する価値観」 | 壁を作る前に、尋ねてみたいことがある
  • 「人生とは無意味なのか?」を問い続けたノーベル賞作家の哲学とは?

    「異邦人」「シーシュポスの神話」などの作品で知られ、ノーベル文学賞を受賞したアルベール・カミュは、「不条理」の哲学を打ち出して注目されたフランスの小説家です。カミュが作品で提示した不条理の考え方とはどういうものなのかについて、さまざまな物事を解説するYouTubeチャンネル「TED-Ed」がムービーで説明しています。 Is life meaningless? And other absurd questions - Nina Medvinskaya - YouTube カミュの生まれたフランス領アルジェリアは、フランスからの入植者と原住民の間で起きた紛争で混乱した情勢にありました。カミュの周りには日常的に暴力が存在していました。 カミュの父親は第一次世界大戦で戦死。カミュが20代後半の時に第二次世界大戦が勃発しましたが、結核を持病として患うカミュは兵士として不適格とされ、アルジェリアでジャ

    「人生とは無意味なのか?」を問い続けたノーベル賞作家の哲学とは?
  • 東大卒アラサー独身ニートが語った「働かない理由」

    学生時代の同級生で、30になるのに一切働かない奴がいる。 仲間うちでは成績はピカ一だった。当時から分厚い洋書をバターにナイフでも入れるかのようにサクサク読みこなしていた。 名家の出で、父上は元官僚にして実業家、今は経営の実権は兄上に移っているといい、当人は家族に生活費を出してもらって、都内に一軒家を借り、使用人を2人も置いて悠悠自適の生活をしている。 仕事もしないで何をしているのか不思議だが、膨大なを読み、コンサートに足しげく出かけ、実家のコネを使って外国人主催のパーティに出入りしたり、芸者遊びまでして、人は多忙なつもりらしい。 家族は彼が働かないことは全く気にしていないようだが、30にもなって独身でいることこそを問題視しているらしく、しばしば縁談を持ちかけては断られているようだ。 「だって、君だって、もうたいてい世の中へ出なくっちゃなるまい。その時それじゃ困るよ」と言ってみたことがあ

    東大卒アラサー独身ニートが語った「働かない理由」
  • 『かくして「源氏物語」が誕生する』by 出口 治明 - HONZ

    僕は、確か小学生の頃、平家物語を読んで感動し、同じ感動を味わおうと思って源氏物語に取り組んだ。田舎の少年は、源氏物語は武家としての源氏の盛衰を描いたものに違いないと勝手に決め込んでいたのである。読み始めて、おそろしく拍子抜けしたことが記憶に残っている。途中で投げ出した源氏物語に、再び取り組んだのは高校生の頃ではなかったか。その時は漱石よりもむしろ惹かれるものがあった。20世紀文学の双璧と言われるジョイスやプルーストにも決して引けを取らない大ロマンが、1,000年も前に日で書かれていた、田舎の高校生はとても誇らしく思ったものだった。 ところで、全ての物語にはそれに先行する物語(群)があると言う。人間の独創力は実はそれほど大したものではないので、次々と翻案を重ねていくのである。例えばダンテの「神曲」は、トレードの工房で翻訳されたムハンマドの天国と地獄への旅を扱ったイスラームの物語「階梯の書」

    『かくして「源氏物語」が誕生する』by 出口 治明 - HONZ
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