ブラジルの空港からカブトムシなどの昆虫99匹をスーツケースに隠して、無許可で国外に持ち出そうとした27歳の日本人の男が現地の警察に逮捕され、釈放されたのち裁判所への出頭を命じられました。 ブラジルの警察によりますと昆虫は生きたままプラスチック容器に収納され、低温に保つため氷で覆われた状態でスーツケースに隠されていましたが、空港のX線検査で発見されたということです。 警察の調べに対して、男は「趣味で昆虫を収集していて、500ドルで昆虫を購入した。ブラジルの国外で売れば購入価格の3倍以上で売れる」と話しているということです。 男はいったん釈放されましたが、パスポートを取り上げられて出国できない状態に置かれ、サンパウロの裁判所に出頭を求められています。 地元メディアなどは、男が過去にもブラジルから不法に小動物を国外に持ち出そうとしていた事があると伝えています。