教育経済学の専門家の中室さんが書かれた本です。 感覚ではなく、科学的な根拠をもとに教育に対してアプローチしています。 この本のことは知っていましたが、教育に関してデータをもとにした研究を知りたかったので、改めて読みました。 書評・感想 おすすめ度:★★★★★ 非常に面白かったです。 教育では、みんなが当事者ということもあり、自分を中心とした非常に少ないサンプルで議論をする人が多いです。 その中で、データを用いて教育に科学的にアプローチをするというのは、自分の関心領域でもあり、勉強になりました。 この本があまりにも有名なため、一部すでに知っていたものもありましたが、幼児教育の費用対効果の高さや少人数学級の低さなどは想定外でした。 IQ、PISAのようなわかりやすいものだけでなく、非認知能力に関しても計測し、PDCAを回していきたいと思うところです。 「学力」の経済学を見る もともとの本でも十