安倍首相の“わな”にかかった岡田前副総理 民主党政権下で海上自衛隊の艦船と中国軍艦との間に15カイリ、28キロの距離を置くことを決めていた、そういう事実は民主党政権下であったというふうにご認識ですか? 総理は」 7日午後の衆院予算委員会で質問に立った民主党の岡田克也前副総理は、質問の冒頭から、野田佳彦政権が昨年の沖縄県・尖閣諸島の国有化後、周辺海域で挑発を繰り返す中国海軍艦艇に「過度な配慮」をした指示を海自艦艇に出したとする産経新聞の報道を取り上げた。岡田氏はこの指示を出した「中心人物」とされる。 安倍晋三首相は「こちらの態勢の詳細に関わることでありますから、前政権のこととはいえ、今ここでつまびらかにすることは控えさせていただきたいと思います。しかし、安倍政権ができたときに、それまでの対応を全体的に見直した結果、中国に対して過度な配慮をした結果、十分な対応はできていないと私が判断したことは