著者のことばを借りるなら、『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』(伊庭正康 著、アスコム)は「『しつこさ』の重要性と、それによって成し遂げられるであろう可能性」について書かれたもの。 でも、そもそも「しつこい」ということばには、「くどい」「粘着」「こだわりすぎてわずらわしい」というようなネガティブなイメージがあるようにも思えます。 しかし、不思議なことに、 自分の心に向かって、 「しつこくやるか」 と言うときは、ポジティブな意味合いで、 使いませんか? (4〜5ページより) この場合の「しつこく」をいいかえるなら、「何度も何度もアタックする」「諦めずに継続する」「どんなことでも徹底する」「コツコツと地道にやり抜く」といったことになるはず。 つまり本書において著者は、こういった「しつこさ」こそを身につけてほしいと訴えているのです。 たとえば第3章「『面倒』なことでも楽に続けられる習慣化