中国西部の新疆ウイグル自治区にある、ウイグル族などを収容する施設の内部を撮影した極めて貴重な映像を、BBCのジョン・サドワース記者が入手した。同記者が報告する。 撮影したのは、マーダン・ギャパーさん(31)。新疆芸術学院でダンスを学んだ後の2009年、豊かな生活を求めて新疆ウイグル自治区を出た。中国の大規模オンラインショップ淘宝(タオバオ)のモデルになり、多額の報酬を得ていた。
1515~1865年にアフリカ大陸から奴隷として南北米大陸へ連れて行かれた人数と目的地を示した図。(c)AFP 【7月27日 AFP】遺伝学的に残されたレイプの爪痕から、致命的な条件下で労働を強いられた人々が病気で滅びていった可能性まで、奴隷貿易の暗い歴史を明らかにする新たなDNA研究の結果が23日、米科学誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・ヒューマン・ジェネティクス(American Journal of Human Genetics)」に発表された。 この研究では大西洋を隔てたアフリカ大陸と米大陸の両方で、同意を得た5万人の遺伝子データを収集。それらと、1515~1865年の間に1250万人の男女と子どもたちを運んだ奴隷船の詳細な記録を相互参照した。この間、奴隷船に乗った人々のうち約200万人は途上で死亡している。 その結果、アフリカの人々が遺伝的に大きく関与している点は、歴史記録に基づ
[ロンドン発]英軍は中国の海洋進出を牽制するため最新鋭空母クイーン・エリザベス(満載排水量6万7669トン、全長284メートル)を中心とする空母打撃群をインド太平洋に常駐させるオプションを策定したと英紙タイムズが報じました。これをどう見るか、香田洋二・元海上自衛隊自衛艦隊司令官におうかがいしました。 「日本は世界で唯一、外国の空母を受け入れている」木村:英紙タイムズが最近、空母クイーン・エリザベスが来年、日米合同軍事演習に参加して、その後も、英空母打撃群がインド太平洋に常駐する選択肢を策定したと特ダネで報じました。 香田氏:その報道自体は今回が初めてではありません。(2017年12月に)クイーン・エリザベスが就役して、艦載機のF35B(ステルス戦闘機、短距離離陸・垂直着陸型)の訓練をアメリカで始めたころからあちこちの報道ではありました。 英空母打撃群を極東に常駐するということに関しては、日
中国軍部の代表的なタカ派である中国国防大学戦略研究所の戴旭教授の講演「中国が米国について思いもよらなかった4つのことと新しい認識10項目」が、最近、中国社会で大きな反響を呼んでいる。[写真 中国百度キャプチャー] 米国の中国バッシングが史上類を見ないほど全方向的で繰り広げられている中、中国から「これまで米国を見誤っていた」という痛切な「反省」の声があがっている。中国国防大学戦略研究所の戴旭教授が今年3月末に発表した演説が、最近中国で大きな話題になっているのだ。 中国軍部において代表的なタカ派として有名な戴氏は、10年前に「2010年インターネット9大風雲児」の一人に選ばれたほど有名で、故郷の河南省では「河南の三傑」の一人とも言われている。 米国が中国共産党員とその家族の訪米を全面的に禁止する方案を検討しているという報道が出ながら、戴氏が行った講演「中国が米国について思いもよらなかった4つの
日本国内で新型ウイルスが拡大傾向にあった3月に、 集団感染防止のため総理官邸・厚生労働省が掲げた標語、「3密」。 「密閉」「密集」「密接」の3つの「密」を避けるよう、 全国に対して要請したもので、具体的には以下の内容になっています。 1. 換気の悪い密閉空間 2. 多数が集まる密集場所 3. 間近で会話や発声をする密接場面 厚生労働省はこの標語の英語版と中国語版も作成しており、 英語版では、「Closed spaces」「Crowded places」 「Close-contact settings」で、3つのCとしています。 この日本発の「3密」が5月下旬以降より、 海外の複数の専門家が取り上げるなど海外でも注目され始め、 先日ヤフーニュースが取り上げた記事には、 1600を超えるコメントが寄せるなど大反響を呼んでいます。 関連投稿に寄せられた反応をまとめましたので、ごらんください。 「
都市封鎖によって人けがなくなった仏パリ中心部のリボリ通り(2020年4月13日撮影)。(c)THOMAS COEX / AFP 【5月4日 AFP】(写真追加)フランスでは、新型コロナウイルスの抑止策であるロックダウン(都市封鎖)によって街角から人けが消え、女性が外出すると、性的暴行やセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)の標的にされやすくなっている。しかも、当局がロックダウンの緩和を目指す中、そうした脅威はさらに高まる可能性がある。 被害者が助けを呼べる可能性がないことを知っていて白昼堂々、女性を襲う加害者が増えているとフェミニスト団体は報告している。 人権活動家のファティマ・ベノマル(Fatima Benomar)さん(36)は、車や通行人の姿が消えてしまったパリ中心部のリボリ通り(Rue de Rivoli)で数人の若者に追い回されたと語った。「彼らの冷やかしを無視していたら、近づ
カルロス・ゴーン被告が所有しているとされるレバノン首都ベイルートの住宅(2019年12月31日撮影)。(c)ANWAR AMRO / AFP 【1月1日 AFP】日産自動車(Nissan Motor)前会長のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告が保釈中に日本からレバノンへと渡航したことを受け、同被告がレバノンに所有する住宅の近隣住民らは被告の突然の帰還を歓迎した。一方で反政府デモに参加する活動家らは、被告を腐敗したエリートの一人だとみなし批判している。 ゴーン被告は日本で報酬の過少申告や会社資金の私的流用の疑いで逮捕・起訴されたが、保釈中の昨年12月30日にレバノンに入国した。 ゴーン被告のレバノンでの住居とされる住宅は、首都ベイルートの高級住宅地にある。ピンク色に塗られたこの住宅の前の通行状況は、普段と変わらない様子に見受けられた。ゴーン被告が住居内にいるかどうかについてAF
【2月3日 AFP】国連(UN)の国際民間航空機関(ICAO)がツイッター(Twitter)で台湾との協力を拒む理由について質問したフォロワーをブロックしたことを受けて、米国務省は1日、ICAOの対応を「言語道断」と非難した。 中国中部で発生した新型コロナウイルスの感染が拡大によって、アジア全体に懸念が広がるだけでなく、さまざまな国際機関が中国政府の圧力を受けて、ますます台湾を排除していることも浮き彫りになった。 カナダ・モントリオールに本部を置くICAOは先月、新型コロナウイルス対策で台湾と協力すべきと提案したユーザーをブロック。 これに対し米国務省は1日、「言語道断で容認できず、国連機関としてふさわしくない」と非難。さらに、「表現の自由は常に、加盟国の政治的不安定よりも優先されなければならない」と訴え、ブロックを解除するようICAOに求めた。 ICAOは台湾の直接参加を認めず、中国のみ
米軍に殺害されたイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官(2018年7月資料写真、写真:Abaca/アフロ) (黒井 文太郎:軍事ジャーナリスト) 2020年1月3日、米軍の無人機がイラクの首都バグダッドにあるバグダッド国際空港を攻撃し、イラン革命防衛隊コッズ部隊のカセム・ソレイマニ司令官と、親イラン派民兵「人民動員隊」(PMF)のアブ・マフディ・ムハンディス副司令官を殺害した。 コッズ部隊はイラン革命防衛隊の特殊工作部隊で、主に海外での破壊工作を担当している。PMFはそんなコッズ部隊の指揮下にあるイラクのシーア派民兵の集合体である。ムハンディス副司令官は、その中でも最強硬派の「カタイブ・ヒズボラ」の司令官だ。 発端はイラクの「反イラン」デモ カタイブ・ヒズボラは2019年12月27日にイラク北部・キルクークの米軍基地をロケット砲で攻撃して軍属の米国人1人を殺害するなど、イラク駐留米軍への攻撃を
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