常々言ってるけど、21世紀は「人権」とか「自由」とか「平等」「正義」といった、一見人間にとって口当たりよく素晴らしいもののように思える概念との戦いの世紀になると思うんだよね。 大切にすべきは「現実」なんだよ。理念じゃない。
中国の六つの都市の警察は7月28日、いわゆる「精神日本人分子」9人を拘束したと報じました。そのうち22歳の女性は、豚を描いた漫画シリーズ『猪頭人身』を発表して中国を侮辱したとして拘留、逮捕されました。これについて、中国の言論弾圧がさらに進んだとの見方があります。 中国メディアの「澎湃新聞」(ザ・ペーパー)は、遼寧省大連市、安徽省淮南市(わいなんし)、湖北省武漢市、湖北省宜昌市(ぎしょうし)、安徽省宿松県(しゅくしょうけん)、江蘇省南京市の警察が7月28日に合計9人の「精神日本人分子」を拘束したことを報じました。彼らは「中国侮辱」漫画を描いた、国民の情報を盗んだ、反中国の「精神日本人グループ」にサービスを提供したなどの罪に問われています。 安徽省淮南市の警察が拘束した22歳の漫画家、張冬寧(ちょう・とうねい)さんは日本の漫画が好きで、彼女が創作した『猪頭人身』(豚の頭に人の身体)シリーズが、
米国で民事訴訟を提訴米国で起こした民事訴訟は、漫画村に作品を無断で掲載されていた、ある漫画家が原告となった。 カリフォルニア州弁護士の資格も持つリンク総合法律事務所の山口貴士弁護士が代理人となり、インターネットユーザー協会幹事の中川譲氏が漫画家との連携を取っていた。 山口弁護士は、米ロサンゼルスにあるロバート・W.・コーエン法律事務所に協力を求め、クラウドフレア本社がある米国で民事訴訟を提訴した。被告は運営者の氏名が不詳だったため「匿名者」とした。 その上で、証拠開示手続き(ディスカバリー)を行い、クラウドフレア社から漫画村に対する課金関係の資料を取り寄せ、漫画村運営者の特定を試みた。 その主な流れは、以下のとおりだ。 6月12日、アメリカで民事訴訟を提訴 同月15日、裁判所がクラウドフレア社に対し課金関係資料の提出を求める罰則付召喚令状(Subpoena=サピーナ)を送付 同月29日、ク
個人的な作品評価の限りでは、「幸色のワンルーム」ネット上の原作漫画を読んだ限りではぜーんぜん面白くなかったんですけど、是非をめぐる議論は大変興味深く拝読しています。 と同時に「犯罪や犯罪者を肯定的、あるいは同情的に描くのは許されるのか」という話に広げて考えると、パルムドールのあの…
小野田紀美【参議院議員(岡山県選挙区)】 @onoda_kimi 黙っておれず「漫画をはじめ2次元を犯罪の要因としないでほしい。3次元の被害を解消するために必要なのは3次元の規制である。実際の子供達を守るため、実際の子供達に手を出す人間を取り締まることは重要だが、2次元と混同して話すのはやめてくれ」という趣旨の発言をしたところブーイングを受ける 2017-03-16 09:23:29 小野田紀美【参議院議員(岡山県選挙区)】 @onoda_kimi 「漫画が全て悪いと言っていないが要因の一つであることは認めるべき」とまた反論を受けました。しかし私は認めません。例えば性犯罪を犯した者の家に漫画があったらそれが要因なのか?じゃあその部屋にテレビはなかったか?ニュースは見ていない?新聞はなかった?それを同様に要因とするのだろうか。 2017-03-16 09:29:11 小野田紀美【参議院議員(
【はじめに】 私がデビューしてから少し経った頃、10年ほど前の話になりますので詳細な日付は残っていませんが、当時の記憶をできるだけ思い出して、経緯をご説明させて頂こうと思います。 かなり長い間引きずったことですので、時系列が多少混乱しているかもしれませんが、その辺りを踏まえた上で「こういう事があったんだな」と思って読んでくださるとありがたいです。 また、この記事は糾弾や批判が目的ではなく、こうした事が起こりえるのだということを知っていただきたくて書くものです。 何か起こった時に名前が表に出るのは作家であり、それゆえ作家の責任だと思われていることが、必ずしもそうとは限らないこと。また、責任がなくても、作家の立場からは状況説明や言い訳をしにくい環境があることを、少しでも知っていただければと思います。 また、確実に件の担当(Kさんとします)がやったという証拠はありません。ただ、手元に物証がありま
東京都青少年健全育成条例について基礎ゼミの発表がある。 「表現に対する法的規制」というものについて私は原理的に反対である。 ふつうは「表現の自由」という大義名分が立てられるけれど、それ以前に、私はここで言われる「有害な表現」という概念そのものがうまく理解できないからである。 まず原理的なことを確認しておきたい。 それは表現そのものに「有害性」というものはないということである。 それ自体有害であるような表現というものはこの世に存在しない。 マリアナ海溝の奥底の岩や、ゴビ砂漠の砂丘に、あるいは何光年か地球から隔たった星の洞窟の壁にどのようなエロティックな図画が描かれていようと、どれほど残酷な描写が刻まれていようと、それはいかなる有害性も発揮することができない。 「有害」なのはモノではなく、「有害な行為」をなす人間だからである。 全米ライフル協会は「銃が人を殺すのではない、人が人を殺すのだ」と主
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