鳩山由紀夫首相は16日昼、資金管理団体の土地購入をめぐる政治資金収支報告書虚偽記載事件で、元秘書の石川知裕容疑者が逮捕された民主党の小沢一郎幹事長の進退について、「小沢幹事長を信じている」と述べ、小沢氏の続投を容認する考えを示した。首相公邸前で記者団の質問に答えた。 首相は同日午前、首相公邸で小沢氏と約20分間、会談。この際、小沢氏から「自分は法に違反していることはない。捜査に協力している。幹事長を辞めるつもりはない」と伝えられ、首相は「幹事長を信じています。どうぞ闘ってください」と答えたという。 そのうえで、首相は石川容疑者の逮捕について「昨夜、同僚議員が逮捕にいたったことを驚いている。国民に心配やご迷惑をかけていることは遺憾に思う。捜査に関しては冷静に見守るしかない」と述べた。 民主党内には、18日召集の通常国会や夏の参院選への影響を懸念し、小沢氏の幹事長辞任を求める声も出始めているが