イオンの店舗 (「Wikipedia」より) イオングループで不祥事が立て続けに起きている。ただでさえ主力のスーパーが苦戦を強いられているというのに、不祥事の連発でスーパーのさらなる業績悪化につながりかねない。イオンはガバナンス(企業統治)のあり方が改めて問われている。 イオンが7月5日に発表した2019年3~5月期連結決算は、最終損益が43億円の赤字(前年同期は 65億円の黒字)だった。子会社の施設管理大手、イオンディライトで発覚した不適切な会計処理問題の影響額を一括計上したことが響いた。 今春、イオンディライトの子会社で家事代行サービスを手がけるカジタクで、不適切な会計処理が発覚。イオンはその処理費用を19年3~5月期に一括計上。これが響き、最終損益は79億円押し下げられた。 イオンの売上高にあたる営業収益は、前年同期比0.6%増の2兆1163億円、営業利益は30.0%減の277億円だ