2009年のスマイレージ(現・アンジュルム)結成時よりグループを牽引してきた、和田彩花。その彼女が6月18日の日本武道館公演をもって、ついに卒業する。デビュー時は不思議キャラとして衝撃を与え、その後現在の強みとなる「美術」や「仏像」といったカルチャーへの熱意を武器に、アイドル界以外からも評価される異色のアイドルに成長。その「自分らしさ」を貫く和田の姿は多くのアイドルに多大なる影響を与え、アイドル界外からも注目を浴びた。そんな、多方面から愛される和田彩花の魅力を卒業記念してみうらじゅん氏と「仏像とアイドル」を語る特別対談を2回にわたってお届け。1回目は仏像編から。 みうら 聞いていますよ、仏像が好きなんでしょう? 和田 はい! でも、もともとは西洋絵画が好きだったんですよ。どちらかというと仏像は苦手でした。漢字も読めないし、顔の見分けもつかなかったんですよ。でも、大学で本格的に美術を勉強する