東大の安田講堂前で「地方の高校生にキャンパスを案内する活動もしています」と話す学生団体「FairWind(フェアウィンド)」代表の増村莉子さん=東京都文京区で2024年5月7日午前10時20分、西本紗保美撮影 難関大学に合格する東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)の高校出身者が増え、地方出身者が減る「受験格差」が広がっている。そんな状況を、地方から進学した現役の東大生はどう見ているのだろうか。金沢市出身で、地方の高校生の東大受験を支援する学生団体の代表を務める増村莉子さん(20)=法学部3年=は「地方の高校生の選択肢が狭まる『負のサイクル』に陥っていないか」と問題提起する。【聞き手・西本紗保美】 東京圏と地方の「受験格差」はなぜ広がるのか、どうすれば是正できるのか。さまざまな立場の人に聞きました。 ■東大副学長の矢口祐人さん=23日8時公開予定 ■松江市の進学塾「大塾」塾長の原卓也さん=24