元会長に懲役8年 「顧客ないがしろ、強い非難」―ジャパンライフ詐欺・東京地裁 2022年01月28日17時41分 山口隆祥ジャパンライフ元会長 磁気治療器の販売預託商法を展開したジャパンライフ(東京、破産手続き中)をめぐる巨額詐欺事件で、詐欺罪に問われた同社元会長山口隆祥被告(79)の判決が28日、東京地裁であり、浅香竜太裁判長は「顧客の大切な財産をないがしろにして会社の延命を図った。強い非難が妥当だ」として懲役8年(求刑懲役10年)を言い渡した。 元会長に懲役10年求刑 検察「手口巧妙、悪質」―ジャパンライフ詐欺 浅香裁判長は、ジャパンライフが老後の生活への不安を巧みにつく営業活動を繰り返し、顧客と契約を結んでいたと指摘。被告は会社の経営が逼迫(ひっぱく)していたのに「自分の指示通り動く企業体質を利用し営業させていた」とし、「責任を一手に担うべきなのは当然だ」と述べた。 その上で、消費者