夏休みシーズン。自分が金融の知識をもっていて適切に判断できるか、「金融リテラシー」について考えてみるいい機会だ。日銀が事務局を務める金融広報中央委員会が3年に一度、国民の「金融リテラシー調査」を実施している。全国の18〜79歳の個人3万人にインターネットでモニター調査した2022年版をみると、米国など海外と比較して日本の正答率が低い項目がある。その1つが「複利」だ。こんな設問がある。「100万円を年率2%の利息がつく預金口座に預け入れました。5年後には口座の残高はいくらになっているでしょうか(利息にかかる税金は考慮しない)」1. 110万円より多い 2. ちょうど110万円3. 110万円より少ない 4. 上記の条件だけでは答えられない5. わからない